運命の人。*Hiroomi.T*

写真撮影。 ページ42

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カフェのみんなに結婚報告をすると

やっぱりなんて言われた



ひと足早くに伝えてた
乃々華は私のおかげでしょなんて得意顔



そして真美さんは京都支社に異動するらしい


離婚と聞いて戸惑わられたけど
2回目の結婚を祝福されたって言ってた




今日は写真を撮りに来た



黒のフロックコートに身を包んだ広臣さん



「カッコいい？」

「うん、ステキ」

「Aちゃんも綺麗」



ダイエットから3キロしか落ちなかったけど
顔のお肉が取れてまぁまぁ成功かなってとこ



「台乗りましょうか」


ちっちゃい私は広臣さんと身長差があり
小さい台が用意される



「ちっちゃいからだよ」

「気にしてるの！」

「それも可愛いかわいい」

「もー」




優しく微笑まれて何も言えない



気づかないうちにいっぱい写真は撮られてて

「お姫様抱っことかどうです？」

カメラマンさんに提案される

「いや！いいです！重いので！」

「いいじゃん、せっかくだもんやろう」



ノリノリの広臣さんが私を持ち上げる


「重いでしょ？」

「軽くもないけど重くもない」

「大丈夫？腕折れない？」

「大丈夫大丈夫
ちゃんと掴まって」


「うん、、、」


「Aちゃん」


「なに？」


「好き」

油断したところでキスが降ってくる


「見られてるのに……」

「ラブラブな姿撮ってもらおうよ
はい、Aちゃんもほっぺにちゅうして」



楽しそうな広臣さん見てたら
仕方ないかなと思って

しっかりキスした



「仲良しですね
恥ずかしがってキスしないで喧嘩しちゃうご夫婦とかもいるので」


「喧嘩だって、せっかくの日に勿体ないね」

「だな」

お姫様抱っこから降ろしてもらった


「ドレス替えて写真撮りしょうか」

「あ、ふたりで選んだやつ？」
「だね！楽しみ〜」


「じゃあ待ってるな」

「急ぐね」
「ゆっくりでいいよ、待ってる時間も楽しいから」


こんなに幸せな日に喧嘩なんてできなくない？


「ありがとう！待っててね！」


白のウェディングドレスから
コバルトブルーのチュールのカラードレスにお着替え



「やっぱり可愛い！」


「よくお似合いです」

「ありがとうございます！」

お世辞だと分かってても照れちゃう
広臣さんと何着も着て1時間ほど悩んだドレス

決まんないから全部着よう？って言われたけど

それじゃ特別感がなくて嫌だったから
1着に絞った



髪型も変えてもらって
メイクも手直ししてもらって


鏡の中には幸せそうな私が写ってる

2→←挨拶。

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