運命の人。*Hiroomi.T*

最後の日。 ページ28

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ふたりでベットに抱き合って眠る



泣き過ぎて喉が痛い


目が覚めて水飲みに起き上がった





コップに口をつける

「何してんだろ、、私」



寝室に戻ると彼が起きてた


「どうしたの？」

「水飲んでた」

「そっか、おいで」


また抱き合って目を閉じる




その日から最後の1週間まで連絡が来なかった


カフェにも来てたらしいけど
私は避けられてるみたい

乃々華に私のシフト聞いたらしいし

答える乃々華におい！って思ったけど
まぁでも私が彼を好きって知ってるから
気を遣ってくれたんだろうと思った


彼から、最後の日何したい？って連絡が来た



もう本当に最後なんだね


抱いて、私を見て抱いてって

お願いした



最後くらい奥さんに重ねないで
私を見て抱いて欲しいの


プラン俺に任せてくれる？って
私の勇気を出して送った抱いてを無視した返信が来た


うんって送ったら10時に迎えに行くって




契約最後の日



10時きっかりに迎えにきた

スマートカジュアルな格好した彼


スーツ姿やオシャレな格好ばかり見てたから
なんかカジュアルさが新鮮だった



まずは私が前見たいって零した映画を観に
連れてきてくれた


恋愛もの、

「主人公カッコよかった！イケメンじゃない？」

「面食い」

「いや、顔もカッコいいけど
女の子助けるシーン素敵だった」

「あっそ」

「なんでそんな反応なの」

「俺がいるのに」

ヤキモチ？

「あなたって可愛いところあるよね
奥さんもそういう所好きなんだろうなってよく思ってた」


「言っただろ、ふたりの世界なんだって
俺のことだけ考えて
イケメンも真美も彼氏も全部なし」

「ごめんね、つい」


「それに過去形はやめて」

「え？使ってた？そっか、気をつけるね」

「うん」

でも今日で終わりだよ？

カフェで軽く昼ごはんを済ませて

ショッピングモールを見て歩いて
そろそろ夕方


「買いたいものあるから付き合って」

「うん、何買うの？」

「Aちゃんはどんなのが好きだろ」


ワクワクしてる様子が可愛い


女性のアパレルショップに入って
カラフルなフォーマルワンピースを見てく


「これ可愛くない？」

これは？それは？なんて
色々私にあてがう


上の部分が白でスカートが
パステルグリーンの可愛い
Aラインのワンピースにした

リボンもついてて可愛いねって
彼と私で決めた


「着てくんでタグ切って貰えます？」

「着るの？」

「うん、」

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