運命の人。*Hiroomi.T*

ドライブデート。 ページ20

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「Aちゃんはーやーく！」


「今行く！」



リビングの電気消して
寝室に入って彼に近づいた瞬間
ベットの上に引かれた


私に跨った彼は
早速キスして
パジャマを脱がす


なんか嬉しそう


奥さんのこと思い出してるのかな



辛いなー……



「Aちゃん」

「ん？なに？」


「明日仕事休みでしょ？」

「なんで知ってるの？」

「定休日じゃん」

そっか、そりゃ知ってるよね

「明日動けなくなってもいいよね」

「え……っ」



「覚悟して」
「ひゃあ！！」



あまりにも魅惑的に笑うものだから
ドキドキした



そのあとは激し過ぎるくらい交わったのに
乱暴じゃなくてすっごく優しかった





勘違いしそうになるほど




「腰痛い……」

目が覚めて起き上がろうとしたらこれだよ

てか、3回戦くらいしたから全然寝れてないし




せっかくポトフ作ろうと思ったのに

お弁当も作ってあげたいのに

体がダルい


もうっ、と思って見た顔がキレーで
少し見つめてた


明日で奥さんの元に戻ってしまう



寂しい



奥さんは罪な女だし

彼は罪な男だし


罪な夫婦



痛いけど起きるか


なんとか料理を進め
ポトフとピザソースがあったからピザトーストと
オムライスのお弁当を作った



アラームと同時に起きてこない

電話してる声が聞こえてきた

こんな朝早くに誰だろう？
奥さんかな、？



「Aちゃんおはよ」

「おはよう、寝れた？」

「寝れたよ、Aちゃんは？」

「お陰様で腰が痛いし眠いし」

「ごめんな」
笑いながら謝られても……



顔を洗いに行った彼



「さっぱりした」

「タオル洗濯機入れておいて」

「うん分かった。ねぇ、Aちゃん」

「うん？なぁに」


「Aちゃんの好きなデートスポットは？」

「んー、、スポットっていうかドライブが好き」

雅哉と地方の実家に帰る時は
ドライブもしながら帰る

その時間が好き

前の彼氏も車持ちで
よく遠出した



「ドライブ行こうか」


「へ？」

「だからドライブ行こう
日帰り温泉とか良くない？」


「仕事は？」


「有休取れって言われてたから
さっき取った」


「なんで今日？奥さんの為に使いなよ」


「俺の有休だもん、好きに使わせてよ」



なんなんだ、なぜなんだ？

「そうだけど、、なんで今日？」


「契約あと1ヶ月と少しだよ
Aちゃんとの残り少ない時間楽しみたいじゃん」



なんでそんな事言うの？



「契約が終わったら
もうカフェに来てくれないの？」

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