運命の人。*Hiroomi.T*

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ご飯も炊けて

ハンバーグとサラダとお味噌汁お米が
食卓に並ぶ



嬉しそうに料理を見て
「いただきます」

口に運ぶ


「どう？」


「美味い！めっちゃ美味いよ」

「本当に？良かった」

少し焦がしたハンバーグなのに
ご馳走みたいに食べてくれる


「普段料理するの？」

「たまにな、ひとり暮らしもしてたし」

「へぇー料理もできるなんていい旦那さんじゃん」

「そう？」

「うん」


褒められて嬉しそう


「真美が出張中泊まってもいい？」

「いいけど、いいの？」

「なにが？」

「色々？」

「大丈夫じゃない？それよりAちゃんは？
彼氏。大丈夫なの」


いないから全然大丈夫だけど
もしかしていないってバレるかな？


「何かあったら追い出すから」

「Aちゃん酷い」

「嘘々、しばらく会えないって連絡しとく」


「俺優先でいいの？」

「彼氏なんていつでも会えるけど
あなたとはこういう時じゃなきゃ会えないんだもん
優先したってバチ当たらないよ」

「そういうもん？」

「そういうもんもん」


結局3泊4日するらしい


「明日のシャツどうしよう
1回帰ろうかな」

「乾燥機使うから洗濯するよ？」

「本当に？助かる」


「部屋着も雅哉の使えばいいし」

「まさ、や、、」

「ん？」

「なんでもない」



ふたりともお風呂から上がって
髪を乾かし合う


彼をやってあげたので
次は私の番


「上手だね、雅哉私の髪絡ませるんだもん」

「ふーん」


あれ？なんか急に不機嫌？


眠いのかな


「終わった」

「ありがとう」


後ろから抱きしめられて
髪を耳にかけて、露になった私の左耳をぱくり


「ひゃっ！？」

「なにその声、可愛い」


「ビックリしたの！」


服の中に手が入ってきて
脇腹をなぞる


「それやだ、くすぐったい」

「ふーん、」


止まった手がまた動く

「やぁっ、」


「可愛い、、、Aちゃん俺見て」

「ん、眠いのに」


「寝かせないよ？」


私の腕を引いて
ベットへ




「はぁー今日長い！」

「だってAちゃん可愛いんだもん
許して」


奥さんにも可愛い可愛いって
素直に伝える人なんだろうな


「本当に可愛い？」

「うん、可愛い」


頭よしよししてくれて
キスもしてくれる



優しくしないでよ



「Aちゃん」

「なに？」



「ん、なんでもない」

うっ、気になる


でも、聞いちゃダメだよなぁ、、、




朝、奥さんがお弁当作ってくれたって話を
聞いたことあるから一応作ったけど……


要る？

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