命令して。*Hiroomi.T&Takanori.I*【7】

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「澄花ちゃん、澄花ちゃん」

「ん？なぁに？」


私の可愛い妹が呼んでくれる



「このピンクのスカートどうですか？」


ダスティピンクの上品なスカート
膝よりちょっと上で丈もいい感じ

Aちゃんに絶対似合うっ！



「いいと思う！シンプルで可愛いね！」

「はい！澄花ちゃんがいいって言ってくれたからこれにします！付き合ってくれてありがとうございます」


「いえ、いえ！」



早速お会計に行ったAちゃん




うさちゃんのしっぽが可愛い

あのうさちゃんは岩ちゃんへのプレゼントか……




臣くんのことを想ってる時はすっごく幸せそうなの


でもね、岩ちゃんを考えてるときは負けないくらい楽しそう





Aちゃん、ふたりとも好きだって言ってた


Aちゃんはどっちに揺らいでるんだろう

隆二もすごく心配してるし
それとなく聞いてみるかな！




「Aちゃんおかえり！お茶しない？」

「はい！行きたいです！」


笑ってくれたー！


あーかわいい！前の旅行のときはあまり笑ってくれなかったし
あんなことあってますます笑顔が見れなかったけど


今日は沢山笑ってくれる





「ここよく来るんですか？」

「うん、隆二とね！お店開拓するの好きなの」

「剛典くんも今市様はお店をよく知ってるって話してました」

「岩ちゃんのこと剛典くんって呼んでるの？」

「あっ！澄花ちゃんダメです！忘れてください！」

大慌てでそんなことを言うAちゃん


「なんで？別に良くない？」

「ひ、広臣様には内緒でお願いします！！
じゃないと怒られちゃう」


はは〜ん
Aちゃんに対して独占欲の強い臣くんの事だ

何か言ったんだな


「分かったよ、内緒ね！」

ふたりで人差し指でしーってポーズして
約束をする

隆二にポロって言わないようにしなくちゃ



剛典くんか、、結構ふたりの距離も縮まってるんだな

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