命令して。*Hiroomi.T&Takanori.I*【7】

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そのあとも引き続きお茶を一緒に飲ませて頂いて



百合子様と那子様は帰って行った



お仕事があったので
頂いたランジェリーを3つともベットにおいて置く




広臣様が帰ってくるまでに

洗濯物干さなきゃ


急げ、急げ




なんとか間に合って


広臣様が大学から戻られた



「おかえりなさいませ」

「ただいま」




「お荷物お持ちしますね」

「ありがと」




一緒に広臣様の部屋に入る



「朝も思ったけど二つ結びだと可愛くなって幼稚園児みたいだな」


「それ褒めてますか？」


「うん、めちゃくちゃ」



幼稚園児って褒められてるのかな……




「はぁー腹減った」

「夕食すぐですね」

「今日はなんだろう」




今日は旦那様も帰られていて3人で夕食を召し上がられる



楽しそうに会話してるのを見るとちょっと羨ましい


両親が生きていればこんな時間があったのかななんて




それから雪江さんたちが帰って
私も直人さんと健ちゃんさんと夕食を食べた





広臣様がコーヒーが飲みたいとのことで
部屋にお邪魔する




大きめのスプーンでお砂糖3杯
ミルクはたっぷり




いつも通り作って
お渡しする




机の上にはプリントだらけそれも小さい字が沢山
あとパソコンにも文字とグラフが


「ありがと」


「今は何をなさってたんですか？」



「ん？これ？会社の新しいプロジェクトの資料作ってた」



「なんだか難しそうです」

「まぁな、数字1つミスしただけで大きい損害になって命取りになるからな」

「それは怖いです」


「でもこれを社員は毎日、何年も父さんの元でやってくれてる
俺もしっかりやんなきゃ」


「皆さんすごいですね」


「な。俺は今は基礎的な業務ばかりだけど
近い将来父さんみたく大きい仕事と社員を動かなさきゃいけないから
今のうちに基礎は出来るようになって社員の苦労を理解しとかないとな」



凄いな……
私と大して年は離れていないのにどうしてこうも違うかな

立派過ぎませんか？



「でも、不安も尽きないな、」



そう言って甘いコーヒーに口をつける

「広臣様なら大丈夫です、努力は人を裏切らないと思うので」

「俺もそう思う」


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