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それから何回か低いリフトで練習して
午後からは少し高いのに乗って滑ってみようとという話になった
「お腹減った〜」
「そうだね」
「タメ口慣れた？」
「全然」
「そっかそっか(笑)」
職業病なのか元から敬語が多いせいか
敬語が1番落ち着く
けど、剛典くんがタメ口がいいと言うなら
そうしたい
今更だけど剛典くんの方が年上なのにいいのかな？
スキー場の食堂に行くと
お昼だから少し混んでいた
「Aちゃん何食べる？」
「んー、どうしましょう」
うどん、そば、ラーメン、カレー
カレー……広臣様今、何してらっしゃるんだろう？
昨日は寝れたのかな、、心配。。
広臣様……ならカレーを選ぶかな……
「カレーにします」
「じゃあ俺も」
「これどうやるの？」
どうやら食券の買い方がわからないみたい
「お金を入れてからメニューのボタンを押すんです、私やりますよ」
「ありがとう、Aちゃん」
「いえいえ」
ふたりで向かい合わせになってカレーを食べる
「お口に合いますか？」
「うん！美味しいよ！カレーといえば臣さんがカレー好きでね遊んだ日の昼ご飯によく行くんだカレー屋さん」
「へぇ、意外です」
広臣様本当にカレーがお好きみたい
「隆二くんが色んなお店知ってるの！
今度みんなで食べに行こう」
「はい、ぜひ 」
カレーを食べ終わって
少し休憩
「食べてすぐ動いたらお腹の横痛くならない？」
「なりますね」
「あれにも理由があってね」
なんて、医学的根拠を教えてくれる
「へぇ、そうなんですね」
「ってこんな話つまんないよね、ごめんね」
「いや、タメになったよ？それに剛典くんが勉強して努力なさってるのもよく分かります」
「ふふ、ありがとう！Aちゃんもタメ口と敬語混ざってて努力してくれるのが伝わってきます(笑)」
「タメ口って難しいです」
「敬語の方が難しくない？謙譲語とか丁寧語でしょー、あと、尊敬語とか」
「その種類は特に気にして使ってません、だって分からないから」
「だよねー！分かんないよね」
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作者名：薫
| 作成日時：2019年5月19日 21時
