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お父さんとリフトに乗って何度もお礼を言われる
「いえ、困った時はお互い様ですから」
それに将来は医者になる身だ
困ってる人こそ助けないと
「本当にありがとうございます!」
さっきの所まで滑ったけど
Aちゃんの姿もスキーもない
あれ?
「Aちゃーん!」
「剛典くーん!こっちです!」
リフトのした辺りに移動してた
「滑る方の邪魔になりそうだったので移動しちゃいました。勝手にごめんなさい」
「そうだったんだ、ありがとう」
「おふたりともご迷惑お掛けしました!」
「いえいえ、お子さん足お大事になさってくださいね」
ゴーグルを取ったAちゃんがそう言う
「本当にありがとうございました!」
お父さんはスキーとストックを抱え降っていった
「早く治ってスキー出来るようになるといいですね」
「そうだね!」
「剛典くんありがとうございました、女の子を対応してくださって」
「いーえ!それよりひとりにさせてごめんね?」
「大丈夫、、、私……剛典くんのこといい子で待ってましたよ?」
首をコテんと横にやってクスッと笑う
「Aちゃんはいい子だね」
頭を撫でるとさらに嬉しそうに笑うから
抱きしめてしまいたくなる
スキー邪魔だな、
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作者名:薫 | 作成日時:2019年5月19日 21時