触れあう。*Hiroomi.T*【番外編】

＊ ページ7

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「え、ちょっ、A先生どーしたんっすか?!」





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ぐちゃぐちゃな顔の私に振り返る
知らない通行人





それが嫌で、自分の働く塾の校舎に逃げてきた






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「っ..…たか、、りぃ…っせん、ぃ」






会議は各校舎の室長だけだったから
剛典先生は普通に仕事、、







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剛典先生が背中を子供をあやすようにトントンしてくれて

やっと落ち着く、




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「そんなに泣いて…」



剛典先生と呼び方を変えたのは
つい最近のこと






一緒にいる時間が長いのに
名字って堅苦しいよねって



私から言ったんだ






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「…もう大丈夫っすよ、、、」





優しいトーンの声

胸にじんわり響く






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ひたすら泣く私に、

嫌な顔ひとつしない





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「今日は授業ないですし、ゆっくりしましょうか」



私を床から椅子に移動させ
コーヒーを作ってくれた







何も聞かず、ただ優しい時間を過ごさせてくれる







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「顔、、酷いよね…私…」


メイクは泣けば 濃くても薄くても関係ない







「ティッシュどうぞ」




つくづく優しいな、、、
仔犬先生(笑)


生徒がそう呼んでたなとか
余計なこと考えられる余裕ができて








．







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「ついでに仕事しようかなっ」


「マジすか(笑)』





今はなんでもいいから
違う事を考えていたいだもん...








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