好きです。*Takanori.I*

＊8 ページ8

.



休講の午後。


ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ。ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ。




誰だろ？
臣さん??直人さん??





『はーい』

「たかのりお兄ちゃん！李恋です！」




ドアを開けると紙を広げて
立ってて


「見て！見て！100点！さんすうとこくご！」




『やったじゃん！』





ハイッタッチして
李恋ちゃんのに回りに♪マークが見える






『Aさん喜んでくれるとイイね』

「たかのりお兄ちゃんのおかげ！ありがとー！」


しゃごんでる俺にばふっと抱きつく



Aさんの柔軟剤と同じ香り、当たり前だけど







「たかのりお兄ちゃん、なんか鳴ってるよ？」



電話の音が部屋から聴こえてる


「出てあげて！またご飯一緒に食べようね！
ママもね、たかのりお兄ちゃんのコト好きっていてたんだ！」


「ばいばーい♪」





『またね』


音は止まってて
かけ直さなきゃいけないんだけど



李恋ちゃんの言葉が頭で何度も何度もループする


ママも、俺が好き…。




意味は俺と違うのは百も承知。









.









でも、胸の高鳴りをとめらんない…。




好き…です。






.







伝えられる日がくるんだろうか??

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