好きです。*Takanori.I*

＊3 ページ3

.





Aさんとは




たまにゴミ出しに顔を合わせたり、


近所のスーパーで見かけたり…



ドアを開けると入れ違いで
「いってらっしゃい」や「お帰りなさい」と声をかけてくれる




バイトに向かうとき友達と遊んでる
李恋ちゃんと何度か会ったりして






1ヶ月が過ぎようとしていた







.







が、Aさんの旦那さんを見たことがなく

不思議に思ってた




大学が昼でおわると
マンションの前で井戸端会議中のおば様方






『こんにちわ-』



｢岩田くん知ってる?Aさんのとこの旦那さん、交通事故で亡くっなってるみたいよ-｣

｢李恋ちゃんもAさんも大変ね-｣

｢旦那さんはお医者様だったみたいね！｣








.









噂好きだけど…_______


いつかの朝 Aさんが言ってたけど
この年代の人って好きだよね




とか思うくらいだったのに


Aさんの旦那さん、亡くっなってたんだ…






本人に聞かなくて良かった…









『そうなんっすね』



｢力仕事でもあったら、助けてあげてね｣



『了解っす』









苦労してんだな…


そんなこと微塵も感じさせない笑顔を思いだしながら


エレベーターで部屋に向かった








.

＊4→←＊2

ラッキーアイテム

NAOTOさん

ラッキーアルファベット

X

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す