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37話。 ページ37

Aside


あの髪型……あの服………ブチャラティだ。特徴的な見た目だったから覚えてる。初めて暗殺チームに入った時に見た彼だ…。

なんとなくこの状況を見られたらまずい。そう思い逃げようとするが、上手く動けない。自分の片腕をもう片方の腕で持つのは、とても気味が悪かった。

あ、目が合った……。彼は私の異常な雰囲気に気が付き、駆けてきた。
ボスの娘の写真だけはブチャラティにばれないよう、ポケットの奥底にしまい込む。


「おい!Aだったよな。どうした、大丈夫、か…………待てよ、その腕…」

『…ブチャラティ、』


知り合いにあって安堵したのか、その場に座り込んでしまった。

『い、痛いんです……手が取れた、………すごく、痛い……頭がフラフラするんです……』

「貸せっ…!俺がくっつける!……こうなったのはいつ頃だ?見たところ出血が酷い…」

『4、4分前とか………』

ブチャラティは私の片手を取り、彼のスタンドを使いジッパーでくっ付けてくれた。痛みは残るが、出血はもうない。


「4分前ならギリギリ間に合うな…。俺のチームには4を異常に嫌う奴がいるが、お前にとっては今日のラッキーナンバーだったな」

ブチャラティはそう言い、自分の服を破って包帯にしてくれた。

『ブチャラティ、せっかくの服を…』

「服なんかどうにでもなる。…A、任務だったのか?よく痛みに耐えられたな。」

『…いや、な、何度もトビそうになりました、…それより、私帰らなきゃ………みんなのとこに…』


痛いなあ、くっつけてもらったけど、やっぱり痛い。

立ち上がってみんなのいるアパートまで戻ろうとしたが、立っているだけでやっとだった。


「おぶっていくよ。そんな状態じゃ『だめです、あなたに頼れない……アジトをバラす訳には、いかない……』…分かった。場所は聞かない。だが、君のチームのリーダーに連絡させてもらう」

ブチャラティはそう言い小型機を取り出すと、電話をかけ始めた。


「…ああ、リゾットか。俺だ、ブチャラティだ。あんたのチームのAが重傷なんだ。即効性の鎮痛剤はあるか?誰かメンバーにそれを持たせていつものレストラン前に来て欲しい。ああ、ああ。…できるだけ早く頼む。」


「迎えが来るまで頑張れよ…もう少しの辛抱だから…」

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梅花 - こんにちは12話も最高です くるちゃんさんもこれから仲良くできたら嬉しいですお二人共これからもよろしくおねがいします (2021年9月21日 10時) (レス) id: 7df7a78d6a (このIDを非表示/違反報告)
4番くん(プロフ) - くるちゃん。さん» ありがとうございます!これからも見てくれると幸いです。 (2021年9月19日 17時) (レス) id: 2a341e36a7 (このIDを非表示/違反報告)
くるちゃん。 - とっても面白かったです! 読みやすいし 内容がしっかりしてるし、最高です! 続き楽しみにしてます! (2021年9月19日 14時) (レス) id: 653f3c1549 (このIDを非表示/違反報告)
梅花 - あひゃーペッシィィ可愛いなぁーおい   次回も楽しみにしてますね (2021年9月19日 10時) (レス) id: 7df7a78d6a (このIDを非表示/違反報告)
梅花 - あっーー10話でしたぁ 失礼いたしました (2021年9月17日 23時) (レス) id: 3d213de61e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:4番くん | 作成日時:2021年9月5日 8時

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