【文スト】黒虎 【中島敦】

命令4 ページ4

A『あ、あの、先輩』

中島『………』


じっと見つめられる事2秒


無理だ そんな顔を見せたこと 見られたことないし、

先輩めっちゃ見てくるし


とりあえず恥ずかしいので顔を右に向けさせる

A『…っ……』

中島『………っふ…ハハハハ！ハハ』

固定されていた手は自由になり、

中島先輩は腹を抱えて大爆笑している。


からかった？


………………………………は？(半ギレ)


A『からかったんですね？！この虎やろう…！』

と先輩の腹をめがけて蹴ろうとするが


中島『おっとー』

A『っちょ！』

蹴ろうとした私の足は軽々と中島先輩に取られ

バランスを崩し尻もちをつく


A『痛っ！』


中島『ははー大丈夫ー？』


と笑いながら手を差し伸べる

くっそ、棒読みかよ、

立ち上がろうと

先輩の手を取る

中島『…え』

そして

引っ張る！！！！

中島『は？！！』

フフフ、からかわれたお返しです。


中島『いっった！！！！！』



A『じゃ、先に失礼しますね？中島先輩』



今日はいい日だ♪

一方仕返しを受けた中島敦は


中島『いってー、顔面から行ったんだけど…』


床に座って顔を擦る


A『じゃ、先に失礼しますね？中島先輩』


あの時やけに機嫌のよく悪戯が成功した子供みたいで、とても



中島『………可愛かったな…』


Aは表情がコロコロ変わってとっても面白い。

そのAの色んな表情を見るために俺は


中島『いじめるんだよねー。』

と起き上がって


歩き始めた。

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