第8話 ページ9
キヨマサを通り越し金髪の彼の前にたどり着いたマイキーはずいっと顔を近づけて彼を見据えた
その威圧から彼は地面に倒れ込み
少し怯えた表情でマイキーを見る
万次郎「お前、名前は？」
武道「は...花垣...武道...。」
万次郎「そっか....たけみっち」
武道「へ....？たけみっち....？」
堅「マイキーがそう言うならそうだろ、たけみっち。」
『たけみっちかぁ、可愛いね笑』
ケラケラと笑う俺を見てたけみっちは
何が何だか分からないという顔をしてこちらをキョロキョロと見ている
そんな彼の前にしゃがみこんでマイキーが本当に中学生？という問いかけを彼にした際
何故か彼は確信をつかれたような表情を見せた
万次郎「お前、今日から俺のダチ...な？」
武道「へ？」
呆然とするたけみっちを他所にマイキーは
キヨマサの元へと向かう
『大丈夫？立てる？』
武道「す、すみません...ありがとうございます。」
未だ呆然と尻もちを着いている彼に手を差し伸べる
遠慮がちに俺の手を掴んでよろけながらも立ち上がった 後ろではキヨマサがマイキーにボコられてる
『あーあ、やってんねぇ。....あ、俺、Aね。好きに呼んでよ。これ、絆創膏ちょっとしかないけどあげる。』
武道「あ、ありがとうございます。」
2、3枚の絆創膏をポケットから取り出し
彼の手に押し付ける ちゃんとお礼言うし律儀な子だなこの子...不良の割に
万次郎「ケンチン、A、帰ろっか。喧嘩賭博とかくだらねぇ。」
堅「東卍の名前落とすようなことすんなよ..。」
地面に倒れたキヨマサの顔を踏みつけながら歩くマイキーにだるそうに呟くドラケン
俺、ここ来る意味あったか？なんもしてないけど
『じゃあね、たけみっち。またなんかあれば言えよ、怪我お大事に。』
万次郎「たけみっち、またね」
堅「てめぇらぼーっとしてねぇで解散しろぉ」
スタスタと歩くマイキーとドラケンの後を
たけみっちに手を振りながらついていく
『花垣武道かぁ...面白いやつだね。』
万次郎「Aも気に入った？」
『うん、気に入った。』
マイキーもドラケンもたけみっちの事かなり気に入ってるらしいし 振り回されるんだろうな、たけみっち
『お腹空いた。飯食べいこうぜ。』
万次郎「俺お子様ランチがいい。」
『はいはい。』
キヨマサが変な気を起こさなければいいなぁなんて考えながらいつものファミレスへと向かった
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時雨(プロフ) - 夜月さん» ありがとうございます！そう言って貰えて嬉しいです！本作も他作品も更新していきますので今後ともご贔屓に！(∂ω∂) (2021年8月20日 22時) (
レス) id: 1e71d2532b (このIDを非表示/違反報告)
夜月(プロフ) - 時雨さんの小説大好きです!これからも頑張ってください!応援してます！ (2021年8月20日 17時) (レス) id: 935b93b187 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：時雨 | 作成日時：2021年8月15日 12時
