10話 ページ11
それから1週間の間
みんな任務とか予定がない時は俺の見舞いに交代で来てくれた
女の子を流石にそばにいさせる訳にも行かないから野薔薇と硝子は日中暇な時に悠仁とか傑とかと来てくれる事が多かった
皆に俺の体質について説明はして
悟が交わることが多い夜にはほとんど誰かがそばにいてくれた
夜中に起こしてしまうこともしょっちゅうあって
申し訳ない気持ちでいっぱいになる
体調を崩すことも多くて 死にたくは無いものの
何故か衝動的に自傷をしてしまうことも多くなった
反転術式を使って治すことも全然できるのだけれど俺はそのままその傷を残したままにしている
腕に巻かれる包帯を隠すように最近は長袖ばかり
今日から任務と授業に復活する俺は
新しく新調した服を着て靴を履いた
玄関の横の棚に置いてある悟から貰っていつも付けていた指輪はそのままにドアを開けて授業に向かった
『次のヒートの時は、1人で乗り越えよう。皆に迷惑かけるわけにはいかないしな....。あ、傑！おはよう。』
廊下の曲がり角から出てきた傑に声をかける
曲がり角のせいで見えなかったがその横には元恋人の悟が居た 内心げっ...と思いつつ俺に気付いて笑顔を向けてくれる傑に近づいた
これで、空気を悪くするのも傑達に申し訳ない
俺が我慢すればいいだけの話だし
演技は俺の得意項目だ
夏油「おはよう、A。よく眠れたかい？」
『うん、バッチリだ。ありがとう、助かったよ。..あ、この前飲ませてくれた紅茶俺また飲みたいんだけど...。』
夏油「そうか、ならよかった。...ぁあ、あの紅茶ね。後で一緒に飲もうか、今度部屋にお邪魔するね。」
『本当!? やった〜、ありがとう。』
そう言って話している中で何も発さない悟に目線を向けた その目線はバッチリと合ってしまって
悟は少し目を伏せて目線を逸らした(目隠ししてるけど)
もう、目も合わせたくないって感じかな
悟がその目に他のやつを映して
その手で触れて愛したことを考えると気分が下がる
我ながら、俺重すぎだな そこがダメだったのかも
『おはようございます、五条さん。』
そう言ってにっこりと微笑んで見せる
嫌味のように出会った時と同じ口調と呼び方で
五条「.....おはよう。.」
まさかそんな挨拶をされると思っていなかったのであろう悟は小さな声でそう答えた。
昔から悟は俺の事を名前で呼んでいたけど
どう読んだらいいのか迷って居るのか、名前は呼んでくれなかった
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かえる(プロフ) - めっちゃ面白い！続き待ってます。五条先生と無事におわりますように、、 (2022年2月3日 22時) (
レス) @page35 id: b367897f71 (このIDを非表示/違反報告)
輪廻 - 更新楽しみにしてます (2021年9月13日 11時) (レス) id: 9a91bf8b3e (このIDを非表示/違反報告)
谷山美樹(プロフ) - もう更新はしないんですか？楽しみにしてたのに......... (2021年8月29日 22時) (レス) id: 15d3576253 (このIDを非表示/違反報告)
yuuna//^^\\ - 次の更新まだ？てか、普通に面白い (2021年7月25日 3時) (レス) id: 01e29cfe11 (このIDを非表示/違反報告)
しい - 俺的には、五条とくっつかないラストがいいなぁ。バッドエンド (2021年6月26日 11時) (レス) id: d2602a7025 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：時雨 | 作成日時：2021年3月14日 5時
