episode ページ10
〜ジェイドside〜
サクラ「ジェイドさん、フロイドさん！今日もありがとうございました、お疲れ様です！」
ジェイド「はい、お疲れ様でした。」
フロイド「じゃあね〜。」
モストロラウンジも閉店し
後片付けが終わって従業員は皆それぞれ帰っていった
最後まで手伝ってくれたサクラさんも今帰路について
モストロラウンジに残っているのはフロイドと僕
VIPルームにいるアズールとAの4人だけになった
フロイド「あーあ、今日も疲れた〜。早く帰りて。」
フロイドがアズールたちを呼びに行く為に
ダルそうにVIPルームに向かっていった
あの部屋の中にAがいる
あの時一瞬だとしても
サクラさんにAが暴力を振るったとしても
僕はAに敵意を向けてしまった
あの時のAの目が頭から離れない
怯えた目に涙を溜めてそのまま走っていってしまった
その後フロイドは追いかけて行ったが
僕は追いかけられなかった
今朝帰ってきたAが何も無かったという顔でいた事に驚いて挨拶だけは交しそれ以降は一言も話していない
フロイド「ジェイド？行かないの？」
考え込んで止まった僕を不思議に思ったフロイドが扉に手をかけながら声をかけてくる
ジェイド「なんでもありません、行きましょう。」
いつも通りフロイドに笑みを向けて歩き始める
フロイドはふーんといいながら僕が来るのを待っていてくれているようだ
フロイド「ジェイドさぁ、その雑魚に向けるような顔俺にするのやめて。俺が分からないわけねぇーじゃん？」
ジェイド「おやおや、それは失礼しました。」
やはり片割れには何も隠し事が出来ないようで
すぐに見透かされてしまう
きっとAの事だということも気づいているんでしょう
僕が近くに来たことを確認してフロイドは
話しながら扉を開ける
フロイド「まぁもうやんねぇならいいけどさ。あとでアズールも一緒に話したいし〜.ってあれ？A寝てんじゃん」
フロイドの後ろから扉の中を覗くと
アズールの腰に抱きつき膝を枕にして寝ているAと頭を撫でながら目の前に置かれた書類を纏めるアズールの姿が見えた
Aが眠っていたことにホッとしながら
フロイドと一緒に向かいの席に座る
眠っているAを見つめる
透き通った肌 長く影を落とす睫毛
形のいい唇 存在が僕を魅了するA
あの時の怯えた表情
僕を見る瞳に
不適にも
とても興奮したことを
僕は忘れないでしょう
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まいまい - すごく面白くてこーゆうタイプの話が大好きです！更新待ってます！ (2020年8月15日 22時) (
レス) id: bd5b6bf448 (このIDを非表示/違反報告)
告 - リドルたちの寮はハーツラヴィルではなく " ハーツラビュル " です (2020年8月6日 18時) (レス) id: 772e113f29 (このIDを非表示/違反報告)
苑歌(プロフ) - ユニーク魔法かっこよすぎません！？素敵です。.｡ﾟ+.(･∀･)ﾟ+.ﾟ (2020年8月3日 3時) (レス) id: b9c45128c7 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ(プロフ) - こういう話すきです！続きが気になりすぎて夜も眠るやない(^^) (2020年7月30日 3時) (レス) id: 18c7dd53d7 (このIDを非表示/違反報告)
潮凪(プロフ) - お久しぶりです！続編待ってました！これからも頑張ってください！ (2020年7月28日 22時) (レス) id: 17573800a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：時雨 x他1人 | 作成日時：2020年7月28日 1時
