episode ページ25
〜ユウside〜
エースとデュースについて来てもらって３人で街を回ることになった
サクラさんも誘ったけど嫌だと断られてしまった
あの子はなぜか私のことを嫌っているみたいで
おんなじ寮に住んでいても話す機会はほとんどなかった
自分以外の唯一の女の子だから仲良くしたかったのだけれど
それもなかなか上手くいかない
それはさておき
学園長から少ないがお金をもらい
生活用品を買いに行かなくちゃいけないと悩んでいた私にエースとデュースがついて来てくれることになって助かった
さすがに見ず知らずの世界の街を一人で歩くのはなかなか怖い
最低限外に出ても恥ずかしくない服装に着替えて街を歩く
魔法が存在する世界の街だからどんな感じなのかと思っていたのだけれど
私が元いた世界と似たような街の作りだった
魔法が使えない一般の人もいるみたいだし
なんとも不思議な世界に私は高揚感を抱いていた
エース「なぁなぁ、何買うか決めてあんの？」
ユウ「買おうと思ってるのは決めてあるんだけど、予算内で収めないといけないから悩んでて…。」
デュース「服とか買ったら結構な値段行くだろうからな…。」
３人でウンウン悩みながら歩いていると
ふと綺麗な白色の髪が視界に入った
視線をそちらに移すと風にサラサラと揺れる綺麗な白髪に
いつもの制服とは違いモノクロのコーデに身を包んだA先輩の姿
いつも先輩のそばにいる先輩たちはいないようで
何か考え事をしながら一人で歩いていた
ユウ「A先輩？」
私が名前を呼ぶと少し離れた場所にいる先輩に聞こえたのか
下に向けていた視線が私に向けられる
鋭くて赤い宝石のような瞳が私を捉えたと同時に胸が少し脈打ったのを感じる
嬉しくて駆け寄るとA先輩は優しく私に微笑みかけてくれた
３人で買い物に来たことを伝えると
『そうなんだ。仲いいんだね、３人とも。俺は明日友達が誕生日だからそのプレゼント買いに来てるんだけど…俺も街に一人で来るの初めてで…。』
と恥ずかしいのか少し頬を赤く染めていう先輩を見たら一瞬時が止まった
エースとデュースも同じようで二人も無言で惚けたように口を開けていた
こんな機会二度とないかもしれない
そう考えたらとっさに
ユウ「なら、一緒に回りませんか？」
その言葉が口から出ていた
続く
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まいまい - すごく面白くてこーゆうタイプの話が大好きです！更新待ってます！ (2020年8月15日 22時) (
レス) id: bd5b6bf448 (このIDを非表示/違反報告)
告 - リドルたちの寮はハーツラヴィルではなく " ハーツラビュル " です (2020年8月6日 18時) (レス) id: 772e113f29 (このIDを非表示/違反報告)
苑歌(プロフ) - ユニーク魔法かっこよすぎません！？素敵です。.｡ﾟ+.(･∀･)ﾟ+.ﾟ (2020年8月3日 3時) (レス) id: b9c45128c7 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ(プロフ) - こういう話すきです！続きが気になりすぎて夜も眠るやない(^^) (2020年7月30日 3時) (レス) id: 18c7dd53d7 (このIDを非表示/違反報告)
潮凪(プロフ) - お久しぶりです！続編待ってました！これからも頑張ってください！ (2020年7月28日 22時) (レス) id: 17573800a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：時雨 x他1人 | 作成日時：2020年7月28日 1時
