episode ページ3
オクタヴィネルの鏡を抜けモストロラウンジの扉を開けた
今日は休日だからラウンジもどことなく人が多い気がする
見渡すとカウンターのところでグラスを片付けているジェイドとオーダーをとりながら忙しなく働いている彼女
傍から見ると健気で可愛い女の子
なんだけど何故俺は彼女をあんなに嫌っていたのだろうか
分からない
自分が何を考えているのかも分からなくなってきた
ジェイド「おかえりなさい、A。」
『うん、ただいま。ジェイド。』
声をかけてくれたジェイドに笑顔を向け手を振ってVIPルームの扉を開けた
中に入ると書類をまとめているアズールに
だるそうにソファに座っているフロイドが居た
『おはよう、アズール。フロイド。』
アズール「おはようございます、A。」
フロイド「おはよ〜」
まぁおはようと言っても朝の10時ちょい過ぎなんだけど
休日のモストロラウンジの開店時間は朝10時
経理の時は基本11時くらいから仕事を始める
フロイド「A〜、ここ、ここ。ここ座って！」
フロイドが自分の足の間をポンポンと叩いて促してくる
昨日のことは気にしていないのだろうか
俺は少し戸惑いながらフロイドの足の間に座って経理の作業を始めた
経理の仕事は売上の計上、在庫管理、従業員のシフト等々色んなことをまとめる仕事だ
アズールはほとんど喋らないし
フロイドは俺の頭の上に顎を乗せて寝始めた
コンコン
黙々と仕事をこなしていると扉がノックされ失礼しますという高い声と共に扉が開いた
そこにはお茶をお盆で持っている彼女
サクラ「お茶入れてきました！少し休憩されてはいかがですか？？」
なんてニッコリとこちらに笑みを浮かべてくる
テーブルにお盆を乗せ
アズールと俺の前にそれぞれカップを置いた
アズールの方をチラッと見ると
俺と彼女を見て少し冷や汗をかいて困った顔をしている
昨日のことをきっと2人のどちらかから聞いたのだろう
大丈夫だよアズールそんなに悲しそうな顔をしないで
『ありがとう、いただくよ。』
彼女の目はさすがに見れないが
お茶に目を落としながらお礼を言ってお茶を飲んだ
サクラ「では、私は仕事に戻りますね。」
そう言って彼女は出ていった
お茶を飲んで一息ついた
アズール「A、、あなた、。｣
『あの子ラウンジのために働いてくれるし、ジェイド達とも上手くやっていけてる。それってとても凄いことだね。』
驚いた様子のアズールにニコッと微笑んで言った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 507人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まいまい - すごく面白くてこーゆうタイプの話が大好きです！更新待ってます！ (2020年8月15日 22時) (
レス) id: bd5b6bf448 (このIDを非表示/違反報告)
告 - リドルたちの寮はハーツラヴィルではなく " ハーツラビュル " です (2020年8月6日 18時) (レス) id: 772e113f29 (このIDを非表示/違反報告)
苑歌(プロフ) - ユニーク魔法かっこよすぎません！？素敵です。.｡ﾟ+.(･∀･)ﾟ+.ﾟ (2020年8月3日 3時) (レス) id: b9c45128c7 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ(プロフ) - こういう話すきです！続きが気になりすぎて夜も眠るやない(^^) (2020年7月30日 3時) (レス) id: 18c7dd53d7 (このIDを非表示/違反報告)
潮凪(プロフ) - お久しぶりです！続編待ってました！これからも頑張ってください！ (2020年7月28日 22時) (レス) id: 17573800a0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：時雨 x他1人 | 作成日時：2020年7月28日 1時
