episode4 ページ4
フロイドに抱き上げられてぼーっとしてるといつの間にかオクタ寮に到着してた
もっと人がいるのかと思ったけど
もう説明も終わったようで談話室にはアズールしかいなかった
『あれ、もう終わっちゃったの?』
本に目を落としていたアズールは
俺の声に反応してちらっと目をこちらに向けた
アズール「つい先程終わりましたよ。それよりA、フロイド、どこに行ってたんですか?」
フロイド「Aと昼寝してたぁ」
『ごめんね、アズール。手伝えなくて。』
アズール「お気になさらないでください。まぁ、式では色々ありましたが、寮の説明については何も無かったので。」
『そうなんだ。大変だったんだね。····あ!フロイド、下ろして。』
俺はこの後予定があったことを思い出して
フロイドに頼むとえぇ〜と言いながらも渋々下ろしてくれた
『アズール、俺今からちょっと用事あるから夕方には帰ってくるよ。』
アズール「·······わかりました。」
ジェイド・フロイド「・・・・・。」
少しだけ不機嫌そうな雰囲気を醸し出した3人を置いて俺は予定の場所へと向かった
向かった先はもう使われていない空き部屋
汚かったけど俺の魔法で綺麗にした
シャワー室にテレビ、簡単なキッチンに
部屋の真ん中には綺麗でフカフカなベッドが置いてある
この部屋には俺が呼んだ人しか入れない
俺の空間
シャワーを浴びてリドルから貰った紅茶を飲んでいると部屋のドアが開いた
そこに立っているのは
あまり話したことの無い生徒、この前話したら同学年の別クラスらしい
緊張してるのか入口で立ち止まってる
『早く入ってきなよ。 時間がもったいない。』
そう言うと彼はおずおずと入ってきた
ベッドに座る俺の前に立った彼の肩を掴んで彼の上にまたがる形で押し倒す
顔を赤くする彼を他所に
俺はネクタイを緩め、シャツのボタンを開けた
『俺と····遊ぼ?』
今日はラウンジの手伝いがあるから
早めに終わらせなくちゃね
そんなことを考えて
彼の首元にキスをした
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作者名:時雨 | 作成日時:2020年5月31日 0時