白鳥沢の姉御マネージャー！

今日が終わりマース ページ10

『お、見てるね』



「せっかく撮ってくれたんですから、見ないと損でしょ」



見てはブツブツ独り言だったりアドバイスだったりで仲良い皆さん。



喉乾いたな〜お茶でも淹れるか





『お茶飲む人〜』




みんな手を上げる。ほんと仲良いなお前ら‪w




お湯を沸かす、茶葉を入れてお湯を注ぐ。しばらく待って全員分の湯のみに注ぐ。完成！



『はいどーぞ』


「ありがとう/ございます」



端っこに私も座ってスマホを手に取る。ネットニュースに一通り目を通す。へー、ほー、とか言いながらスクロールしてく。みんなも慣れたから気にしてない。読み終わったらバレー専用のフォルダを開く。まあ簡単に言えば日記みたいなものだ。今日はこうだった、ここが良かった悪かった、次はこうした方がいい、とか。バレーのことに関しては忘れないと思うけど念の為ね





『ん？どした太一』


「疲れました」



ソファに座る私の脚に、床に座る太一が寄りかかってきた。脱力して頭も乗っけてきた



『お疲れさん、無気力ながら頑張ってたね』


「太一、場所変われ」

「ヤダ」

「おい」


『賢二郎も甘えたいんだよね‪w』


「……そうですよ悪いですか」




あまりの尊さに我死す。賢二郎のデレは国宝だと思うんだ←



「じゃ俺モ〜」

「俺も！」


ノリいい組が寄ってくる。可愛い……弟がいるってこんな感じなのかな。私一人っ子だからな


「若利くんも来なよ〜」

「英太と獅音も！」


こいつらわざとやってんだろ。工が可哀想じゃないか


『工』

「お、俺もいいですか！！」


『もちろん』




最年少は甘えるべきだよね。


みんなで固まって座る。これぞ平和である。最早彼らは第2の家族だ、ここが居心地よくてしょうがない
思わず笑みがこぼれる


『ふふっ』

「あ！笑った！かわいい！」

『私がいつも笑ってないみたいな言い方なんなの』


「そんな風に笑うことが少ないってことだよ」


そうかな……あとかわいいは無い。かわいいよりだったらかっこいいって言われた方が嬉しい。まあ悪い気はしないけど！こいつらが悪い嘘をつかないってのは知ってるから








『だって楽しいんだもん！』




こうして一日が終わっていく

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