白鳥沢の姉御マネージャー！ (ページ48)

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急展開！？ページ48

牛島若利side

？蓮がいない……

時計を見ると5時15分。いつもなら蓮が起きて待っている時間だ。俺より先に起きて待っているはずだが……

今日は寝坊でもしているのか。珍しい

仕方ない、一人で行くか。

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帰ってきても蓮はいない。おかしい……

しばらく時間が経って7時。ここで大平が起きてきた

「若利、おはよう」

「ああ。」

「あれ、蓮は？」

「……まだ起きていない」

「ん〜？おかしいな。いつも早起きなのに……珍しく寝坊か？」

だといいのだが……

最近の蓮は疲れているように見える。マネージャー業、勉強、生徒会……色々なことを同時に進めているからだろう。俺達もできるだけ手伝うようにはしているが、どうしても見えない場所で負担をかけている。昨日も体調を崩して保健室にいたと聞いた

「おはようございます……姐さんはまだですか？」

「おはよう賢二郎。蓮は寝坊かな」

その後も次々に起きてきたが、蓮は起きてこなかった。天童さえ起きているのに、これはさすがにおかしい

「まだ寝てんのか？食堂行けねえじゃん」

「部屋……行ってみますか」

「太一？また変なこと「違いますよ」？」

「なんか……嫌な予感がするだけです……とりあえず行きましょう、どっちにしろ起きないと学校にも行けませんし」

ただの寝坊であって欲しい

コンコン

「蓮」

俺が名前を呼んでも返事がない。蓮は少しの物音でも起きるはずなんだが

「入りますよ」

白布が扉を開ける。

「っ姐さん！？」

突然の大声に驚く

「ちょ、姐さん！」

「蓮！どうしたんだ！？」

部屋を見ると床に倒れている蓮。側にはベッドから垂れ落ちている掛け布団。どうやらベッドから落ちたようだ

「！凄い熱……牛島さん！」

「誰か先生に言いに行ってくれないか」

「俺が行ってきます！」

五色が走り出した。ひとまず蓮をベッドに寝かせる。……呼吸も荒い、高熱、全身の汗。

「風邪か……？」

「てか意識ねえじゃん！これヤバいんじゃ……」

「救急車呼びますか」

「待て。先生からの指示を待とう」

今、俺達が出来ることはそれだけだ。頼む、無事でいてくれ。蓮