白鳥沢の姉御マネージャー！ (ページ38)

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幼馴染との再会ページ38

「熱中症だな」

『おい』

まさか私の顔忘れたわけじゃないだろうなこいつ

「お宅龍上蓮サンジャナイデショ」

『カタコトをどうにかしろ』

「あーやっぱ幻覚と幻聴だなー寝よ」

『っざけんな！閉めんなし！』

「うるさい……」

あ？……？

『誰……？』

え、何。金髪！？カツアゲ！？……ん？よくよく見ればこいつ……

『研磨！？』

「そ、うだけど……蓮？」

『うん！久しぶり！』

「急だね」

『ごめんごめん‪w』

「チョットお二人さん、なーに楽しんですかー？」

『ハイハイ、私は幻覚ですよー』

もう分かっただろう。この2人、私の友達兼幼馴染だ。名を

黒尾鉄朗

孤爪研磨

「もーなんで言ってくんないの」

『忘れてた』

「理由が蓮らしい」

つまり私は忘れっぽいと……クソッ

『はいこれ』

「あ、香澄さんのケーキ。いつもありがとうございますー」

「……アップルパイ……」

ほんと好きな

『言っとくよ。研磨、アップルパイめっちゃ好きだよな』

「美味しいじゃん」

『そーね。あ、あとさ。なんで金髪？染めてんの知らなかったんだけど。limeで教えてくれてもいいじゃん』

「すまんすまん。つかお前だって急に帰ってきてそれはないんじゃねえ？」

へーへー

てことで事情を教えてもらった

『ふーん。目立ちたくないが染めたのか……その虎ってやつバカなの？？』

「バカだな」←

シティーボーイにもバカはいるらしい←

「でもうちのエースなんよ。2年でな。バカだが、悪い奴じゃない」

『ほーん。研磨、お前もまだバレーやってたんだな。鉄朗に誘われたか』

「だってクロしつこいし……」

「はあ！？しつこくねえし！」

ガキか

『まあまあ、元気そうで安心した。こっちも楽しくやってるよ。』

「ウシワカだろー？いいよな、全国三本指のスパイカーがいて。」

若利は……超バレー馬鹿なだけだと思うけど

『東京にだって一人いんじゃん。佐久早、井闥山だろ？』

「あれで2年だもんなー」

三本指唯一の2年生。井闥山の佐久早聖臣。若利がユースで一緒だったって言ってたな

「それにしても……切ったなー髪」

「中学まではロングだったじゃん。なんで？」

『簡単に言うと、めんどくさいから。洗ったり乾かしたり、時間かけんの好きじゃないんだよね』

「相変わらずの大雑把」

○ね←