白鳥沢の姉御マネージャー！ (ページ21)

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マネージャーはどこでもマネージャーページ21

「集合！」

『こんにちは！偵察兼臨時マネージャーで来た龍上蓮です！よろしくお願いします』

「おい、どういうことだぁクソ川……！！」

「ま、待って岩ちゃん！これには深ーい訳が「うるせえ！！」ﾌｷﾞｬｯ！」

あ、これ言ってなかったパターンか。

「及川ァ……てめぇ、朝言ったこともう忘れたのか！？ちゃんと伝えとけよって言ったよなぁ！？」

『及川が言ってなかったなら私が言おうか？』

「いい！俺が言う！」

及川説明中……

『コーチ、入畑監督は来てないんですか？』

「あと30分もしたら来るんじゃねえの？いつも途中参加だ」

ほうほう。つまり途中まで、もしくはそれ以降も自分たちでメニューを考えやると。コーチもさほど口を出さない。あくまで選手が主体となっての練習か……

『じゃ、ドリンク作ってきます。それと、新しいマネの子来たら教えてください』

青城は白鳥沢より人数が少ないから楽だ。レギュラー以外の人は各自で部活前に作るらしい。大変だ

マネージャー、気になるな。いい子だったら仲良くなりたいな〜

ただ、青城にはここ3年間のマネージャーは1人だけ。理由は簡単、選手狙いの女子が増えたから。まあこんだけイケメン揃いだったら、バレー部は大人気だよね。特に及川。本人は自分がモテるっていうのを分かってるみたいだけど、それが部の負担になってることに気が付いてるんだろうか。

『どっちにしろ、私の仕事は偵察とマネ業。余計なことは考えない』

余計なお世話はみんなの迷惑になりかねない。優先させるべきは選手だ。

『ドリンク作ってきましたー。タオルもここに置いときますね。

あ、休憩の時は配った方がいいですか？』

「いや、みんな自分で取る。そっちもそうだろ？」

『よくご存知で』

「ライバル校を調べてんのはお前だけじゃねえぞ」

上等。それすらも白鳥沢が上から捩じ伏せてやる。

「じゃあ休憩にしようか！」

さて、マネージャーはまだ来ないのかねぇ