割と真面目な回想シーン ページ3
『ここかい白鳥沢は。デッケェ!!』
はい、うるさいですね。ごめんなさい。でもこれが通常運転なんで慣れてちょ
『いっちねんせーになったーら!いっちねんせーになったーら!友達ひゃっくにんでっきるかなっ!』
高校1年生、こんな歌歌ってんのは私だけである。つまり変人という訳だァァァ!!!!
「じゃあ俺が友達1号になる〜」
『誰?』
なんだこの赤髪。てかデケェ!
『バレー部か!』
「お!よく分かったネ〜そうだよーん」
『1年2組の龍上蓮だ!お前は?』
「同じく2組の天童覚〜スポ薦で来たからそんなに頭は良くないヨ〜」
スポーツ推薦ってことな結構強いのか!いい!
『その身長だとブロッカーか?私はウィングスパイカーだったぞ!』
「ミドルブロッカーでーす。君もバレー推薦?身長高いネ!」
『膝の故障で出来なくなった。普通に一般入試だ』
未練がない訳じゃない。でも怪我は怪我で割り切ったんだ。無理なことを嘆く暇があったら他のことに挑戦したいからな!
「へ〜じゃ頭良いんだ!そうだ、マネージャーやんなヨ」
『マネージャーか……考えておくわ〜』
コートの外から見るのも楽しそうだな。マネージャー業はやっはことはあるが、力不足だったら迷惑だな……
『じゃあ行くか、天童』
「覚でいいヨ。俺も蓮って呼ぶからさ。なんか珍しいタイプの子だから面白ぇ!」
こうして、私、龍上蓮のJKライフ。友達1号は天童覚となったのである。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
『てなってたのにさ〜』
「いやこえーよ。なに急に」
『デデーン!英太ーOUTー』
「なんでだよ!」
『気分』
「気分で他クラスまで押しかけんな!」
『ハイハイ、めーわくでしたねーすんませーん』
「謝る気ゼロだろ!?」
『今日もキレっキレのツッコミどうもありがとう』
は〜楽し!平和だねぇ〜
「寝んな。寝るなら自分の机で寝ろ」
『お母さんかよ。マミーかよ。』
「もういいよ……」
あ、拗ねた。しょうがねえなー
『ごめんな。ほら、菓子パンやる』
「姉ちゃんかよ」
それでいいよ
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作者名:すみた先生 | 作成日時:2020年8月14日 15時