白鳥沢の姉御マネージャー！ (ページ13)

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寝坊助を起こす旅ページ13

『どっちを先に起こすか……』

寝起きがいいのは太一だ。起こせば起きてくれる。対して覚は絡んでくる。悪い時は布団に引きずり込まれることもある。あれはムカついた

『太一でいっか』

太一兼賢二郎の部屋へGO三┏( ^o^)┛

『へーい太一！朝だぜ〜』

「……」

『あーあ、せっかく私と獅音で朝ごはん作ったのにな〜そうか、食べないのかぁ。残念だなぁ』

「おはようございます姐さん。早く食べましょう」

『最初っから素直に起きろアホ』

毎回2回目で反応するのやめてくれ。

次は覚と獅音の部屋〜

『サートーリー！朝〜！』

「ンムム……」

『あーさでーすよー！』

体を揺さぶる。女の子がやるようなユサユサではなく、もうベッドが軋むくらいには強めに

「れ〜ん〜」

まだ寝ぼけてやがるこのゲス←

これだけやって起きないのお前くらいだわゲス←

『ほら起きな！朝食抜きにするよ？』

「おーれの主食は、チョコアイス……」

『いや病気なるわ。バカ言ってねえで起きろ』

「くちわるーい」

『お前の口をズタズタにしてやってもいいんだぞ？私より悪くなるかもなぁ？』

「ん〜」

……抱きついてきやがった。動けんわ。いや可愛いけども！ご自分の身長考えたことあります？腕長ぇんだよっ

『ああもう！分かった！あとでアイス買ってあげるから。起きて？』

「おはよー」

戦犯かよクソが

「蓮が作ってくれたんでしょ？」

『あと獅音な。ほら、みんなお前のこと待ってんだよ』

準備手伝わないと。ママが大変だ

『ママー手伝うよ……あ』

やべっ

『あ、あの大平獅音さん？』

「なに？」

『いやあの……』

なんでそんな目が笑ってないんですか

「俺ママじゃない」

『はいその通りです。申し訳ありませんでしたァァァ！！！！』

獅音への謝罪は腰90°、これ基本ね

「……なんてね。早く食べよう」

『よっしゃぁ！ママ最高！』

「だからって、そんな頻繁に言っていいわけじゃないからな？」ﾆｺｫ

『分かってます』

一番怒らせちゃダメなのは獅音だな