命令4 ページ5
1時間後、20:00。今度はホールに集まった。前には音駒部員、そしてホワイトボードがある。
黒尾「全員の投票を確認した。じゃあ開票する。夜久」
夜久「ボードに名前と票数を書いていく。その方が納得するだろ」
黒尾は箱を開け、中から紙を取り出した。
黒尾「白布。」
ボードの白布に正の一画が書かれた。
黒尾「角名。天童。白布。白布。天童。」
白布3票
天童2票
角名1票
角名は表情を強ばらせる。白布は安堵のため息をつく。天童は余裕の表情でボードを見ている。
黒尾「角名。角名。角名。角名。白布。天童。白布。」
4連続で角名に入ったことに、白鳥沢は驚く。逆転されたのだ。しかし現在のトップは白布の5票。続いて角名の4票、天童の3票だった。
次々に開かれていく紙。遂に37枚目まできた。
白布13票
角名12票
天童12票
黒尾「……天童。」
流石の天童も眉間にシワのよった顔でボードに足される一画を凝視していた。
黒尾「角名。白布。」
瀬見「白布が14票……！これで白布は罰を受けない。あとは覚か……」
白布14票
角名13票
天童13票
この時点で白布が罰を受けることはなくなった。
黒尾「これで最後だ」
唾を飲み込む音がやけに大きく聞こえる。心臓が激しく運動しているのがはっきりと分かる。全身の熱が高まったり冷えたりして、嫌な汗が流れる。
緊張が走る。
黒尾「……
──────────角名」
時が止まったような感覚に陥る。票は全て開かれ、結果は
白布14票
角名14票
天童13票
ｳﾞｰｳﾞｰ
通知音に時は動き始めた。
【投票の結果、一番票が少ない者に八つ裂きの罰を与える。
白鳥沢学園
天童覚】
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すみた先生(プロフ) - 玲央さん» 是非最終章の最後ら辺を読んで頂きたい……！！勝手にエモさ感じてる奴がここに居ます……！ (2022年9月24日 15時) (
レス) id: 547ebe12b8 (このIDを非表示/違反報告)
玲央 - 今小説読んでいるんですけど、急に烏がでかい声で鳴き始めて鳥肌たった (2022年9月24日 14時) (レス) @page26 id: 6bc17f8fd6 (このIDを非表示/違反報告)
すみた先生(プロフ) - 葵紫さん» コメントありがとうございます！私もホラーが好きで書き始めたのですが、楽しんで下さる方がいて本当に嬉しいです！応援の言葉、大変励みになります！ありがとうございます！ (2021年1月1日 16時) (レス) id: 16cbe631bd (このIDを非表示/違反報告)
葵紫 - ホラーが好きなので楽しみにしています。更新、頑張ってください (2021年1月1日 14時) (レス) id: a274d33eb0 (このIDを非表示/違反報告)
すみた先生(プロフ) - むいみおさん» コメントありがとうございます！好んでいただける方がいて喜ばしい限りです。私も死ネタはとても書いてて心苦しいですが、最後まで書ききりたいと思います！応援ありがとうございます！ (2020年11月2日 7時) (レス) id: 16cbe631bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すみた先生 | 作成日時：2020年7月25日 11時
