#Sunday ページ18
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見たかった映画を2人で夜更かしして見た日、
途中で寝ないでよ?
なんて言いながら先に寝ちゃった彼を少しだけ眺めた後、
わたしも夢の世界へと飛び立ったんだった。
伸びをしたくてもがっちりとホールドされて動けない。
「…なに、そんなにみつめて」
「髭、伸びたなぁと思って」
「あ〜、確かに。あ、腹減った!」
「朝ごはんと言うかブランチだね(笑)」
「そろそろ起きるかぁ、」
ぎゅっとわたしの首すじに顔を埋めてから
伸びをして起きる。
「俺味噌汁がいい!」
キラキラした目で懇願されたらお味噌汁を作るしかない。
昨日炊いたお米でおにぎりをして、
後は卵焼きと、おつけもの切って、お味噌汁と、
と考えてたら横から切ったおつけものに手を伸ばす人が。
「こら(笑)」
「だって腹減ったもん、まだあるっしょ?」
「ん〜まだあるけど!じゃあこれ、おにぎり握ってくれる?」
隆二におにぎりを任せて、お味噌汁の具材を切る。
温めたご飯が熱くて大変そうだけど、鼻だけはお味噌汁に意識が向いているらしく。
「やべー!めっちゃいい匂い!毎日作ってほしいわぁ」
「何時でも作るよ?」
「あっ、じゃなくて!あの、ちゃんとそういうのはするから!」
「ん?え?」
訳の分からないわたしを他所に、
おにぎりを握りながら1人で焦ってる隆二。
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り(プロフ) - 亜嵐LOVEさん» はじめまして!読んでくださりありがとうございます うれしいです〜!他にもお話載せているのでよければどうぞ! (2020年4月5日 19時) (レス) id: 470a32ab54 (このIDを非表示/違反報告)
亜嵐LOVE - 今日見ました!このお話良かったです! (2020年4月5日 14時) (レス) id: 1d6fa76e88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:り | 作成日時:2019年7月14日 12時