やんちゃだがバレーは上手い奴が帰ってきた【ハイキュー!!】【男主】⑤ (ページ42)

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『実はあんま変わってねぇよなって話』ページ42

「上手く隠したな～！あの大地を騙すとかやるじゃん！」

「お前らだって隠してたんだから同罪だ」

「なんか面白そうだったし」

「澤村がびっくりすると思って」

『つーわけで、さっさと諦めて飲め』

旭や潔子も集めて、5人で飲みに来ている。遅めだが大地の配属祝いも兼ねた、まぁ近況報告会だな。スガは担任の仕事が割と大変だって言ってるし、旭も職場の人間関係が微妙だって言ってた。でもしんどそうでもなくて、自分の仕事が好きなのが分かる。

潔子に関しては、あの龍と結婚。もう清水ではなくなったので俺以外の3人は困惑していた。ざまぁ。

俺と大地は言わずもがな地元の交番勤務だ。別に上に立つ気も無いから、2人でのんびりやっている。たまに馬鹿共がケンカしてると仲裁に入る事もあるが、俺も大地もそれぞれ別角度で慣れてるからそこまで困っても居ない。

『そういや今度カメイアリーナであいつらがやんだよな？』

「日向と影山な！ホント一生ライバルだよなあいつら」

「他にも俺ら世代の奴ばっかだよ」

「って考えると俺らヤベー奴らとバレーやってたんだな」

「みんな見に来るよ」

今、バレー界が熱気を帯びている。俺らと同世代でバケモノみたいな選手がゴロゴロ居るから、誰かがその世代を妖怪世代(モンスタージェネレーション)と呼んだ。烏野からは翔陽と飛雄、蛍だってVリーグで続けてるし、若利や木兎なんかはもう日本バレーに必要不可欠な主力選手だ。他にも、ネットを挟んで戦った相手から、スゲェなと見ていた奴まで、色んな奴がバレーの熱を世界に届けている。

「誇らしいよなー」

「親か」

「でもなんか、信じられないって感じではないよな。高校の時から異様っていうか、真のバレー馬鹿だったじゃんあいつら」

「立花も相当だったよ」

『あぁ？俺はちゃんと引き所分かってたんだよ。俺は、あいつらより大人なんだよ』

「どこがだ。俺が来てからちょいちょい仕事サボるくせに」

「お巡りさんこいつ逮捕してくださーい！」

『その前にテメェを逮捕してやってもいいんだぞ先生よぉ』

「あーやっぱ変わってない……」

「変わらない方が"らしい"」

END!!!