やんちゃだがバレーは上手い奴が帰ってきた【ハイキュー!!】【男主】⑤ (ページ15)

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王手ページ15

「立花〜」

『……』

「立花さ、最近マネの子とよく喋ってるよね？」

『だったら何だ』

「嫌なら私から言ってあげよっか。立花だったら言いにくいかな〜と思ってさ」

『……あ〜…じゃあ───』

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

やっとあの立花とまともに喋れた！やっぱ嫌なものは嫌だよね。マネージャーだから言いにくいだけだよね。だったらこの私が言ってあげようじゃないの！

今日も図書館で時間を潰して、日が沈んでから校門で待っていると、案の定清水さんともう1人、1年のマネちゃんがやって来た。

「清水さん！と1年の子！」

「浅野さん……」

私は立花について話した。最近距離が近くて立花も迷惑そうだから、って。この前忠告したにもかかわらず何も変わってないし、もうはっきり言っちゃっていいよね。

「あんま人の気持ち考えられない人って、マネージャーとしてもどうかな〜って思うけど」

「……前も言ったけど、立花は立花の意思で」

「それって清水さんが思ってるだけっしょ？1年の子もさ〜、立花がカッコよくてお近づきになりたいのは分かるけど、昼休みに凸ってまでする事じゃなくない？」

「な、なんでそれを……？」

「そりゃあ〜……ねぇ？私だって立花が───」

『何してんだ』

2人の背後から歩いて来たのは、ジャージ姿で欠伸をする立花だった。

「お疲れ立花！昼話してたやつ、今言ってあげてるからね」

『あー……あれか』

立花も思い出したようで、少し気まずそうに2人を見ている。まぁ仕方ないか、そのために私が出て来たんだし。

『確かに最近2人とは話してたけどな……』

「でも距離近いのは嫌、と」

『距離詰められんのは嫌だな』

だよね〜分かる〜！

「てなわけだから、気を付けるんだぞ！2人とも！」

『お前みたいにな』