自由は (ページ12) - 小説/夢小説

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108 緑谷side ページ12

かっちゃんとか……どうしよう、話も聞いてくれないんじゃ作戦の立てようがない。

『ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ……』

緑谷「香山さん？どうかしたの？」

モニター室の端で縮こまってるし、さっきからブツブツ言ってたからどうしたのかと思ったけど……(人のこと言えない)

『……なに』

緑谷「あ、いや。大丈夫かなぁ……って」

『他人の心配より自分の心配すれば。爆豪と話せてないでしょ』

っ……やっぱり分かっちゃってたか。他人に興味が無いように見えて、実は周りをよく見ている彼女。ヒーローが嫌いだとは言ってたけど、僕達と仲良くする気は無いと言ってたけど、

どうしても、彼女が悪い人には見えない。

『……なに笑ってんの』

緑谷「あ、ごめん。……あのさ、僕とかっちゃんはどっちもオールマイトに憧れたんだ」

知ってると言わんばかりの目。それでも、彼女はこちらを見てくれない。

『緑谷は対戦相手がオールマイトで怖気付いた、そういうこと？』

緑谷「怖気付いたなんてそんな！憧れの人と戦えるチャンスなんてそうそうないから。

僕はただ、かっちゃんに話を聞いて欲しいだけなんだ。……香山さんならどう言う？」

香山さんは体育座りの足の間に顔を伏せた。何言ってるんだ、彼女に聞いてどうする

緑谷「ご、ごめ『例えばさ』！」

『ずっと下だったやつが、急成長したとして。普通焦らない？』

僕のこと……？かっちゃんは、焦ってる……？

『焦りはイラつきに。イラつきの矛先は元凶に。』

この話はもう終わりだと言うように、コスチュームのフードを深く被って黙ってしまった。迷惑だったかな。

丁度、上鳴くんと耳郎さんペアが終わった。合格したらしい。

『………………ガンバレよ』

緑谷「！！！うんっ！香山さんも頑張って！」

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順番ごちゃごちゃだと思いますが、目を瞑っていただけると幸いです。