47発目 ページ49
翌朝。朝食はホテルので済ませ、全員が私の部屋に集った。
『これからアタシとグラウンドで武器調達に行ってくる。自分が必要だと思う武器を教えて』
「俺いつもの」
手帳に書き込む。
「俺は後で一緒に」
「じゃあ俺はライフルが欲しいかな。出来るだけ長いやつ」
シンカーは射撃専門だと聞いた。腕っぷしが効かないから援護射撃に回ることが多いそうだ。
「俺はナイフ2本あればいいかな」
その点イーストはパワー型。QUEEN同様近接戦を得意とする。
「俺はナイフ1本拳銃2丁。弾は多め」
リュウもパワー型。だけどイーストのように近接一本ではない。まぁイーストやQUEENはそれ相応の力があるから絞れるだけで、リュウは咄嗟のテクニックが上手いから
「俺も銃欲しいです!」
「ボゲェッ!下手くそに使わせたら弾の無駄だろうが!」
「うぐっ……ナ、ナイフ3本とスタンガンでお願い、します……」
ライト。小柄だが運動神経はCrowの中でもトップクラス。でも技術が稚拙なために射撃には向かない。
『君は』
「アサルトライフル2、ナイフ1、スタンガン1、拳銃1」
『……ふーん』
シャドウ。戦闘時における技術、状況判断能力はずば抜けて高い。全てにおいて高い能力を持つオールラウンダー。まぁ経験はまだ浅いけど。
『じゃあ行ってくる』
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「その中って金?」
『ざっと6億弱』
「ろっ……!凄いなそんな金」
『依頼の数もそうだけど、報酬だって考えて受けてるからね』
「場数は桁違いってことか」
交渉の流れをざっと説明して
『ここ』
「いかにもって感じの建物だな……」
『行くぞ』
キャップとフードを深く被って、足を進めた。
61人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:すみた先生 | 作成日時:2021年1月10日 23時