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3発目 ページ5

QUEENは正面の囮、私は裏手から入ることにした。







《こっちはいいぞ》

『……作戦開始』





遠くで銃声が聞こえた。……入った瞬間からぶっぱかよあいつ……




まぁいいや。中は混乱状態、1人くらい簡単だ。









足音と気配を消して1人の男に近寄る。





「おい誰だ!」

「1人だ!殺せ!」





『ざーんねん』




ドンッ






引き金を引けば脳漿がパァン。





「なっ……!?いつの間に」





……ここで戻られても面倒。消すか









《おいそっちは》

『もうやった。けど2人残ってる』





「お前はボスに報告!」

「おうっ!」




『させると思う?』



一気に間合いを詰めて首に当てたナイフを引く。赤い鮮血がブシャア。





「っ……クソっ!!」



おっと……





『乱射は危険だぞっと』パァンッ



「ガ……」









『OK片付けた』

《車はもう出るぞー》

『すぐ行く』









「待ちなさいよ」








……はぁ








『……何』



今は完全に男の声。バレることはない。






「その3人を殺ったのは君?」

『そうだけど?』

「ふーん」

『……』






この男……確か









『"グラウンド"だな?』


「知ってたか」

『そりゃあマフィアですから。





てことでじゃーね』



「っ!」




催涙スプレー持ってきといて良かったー









『……ん』

「おかえりー」

『早く帰ろ。汚い』

「へーへー」



まさかボスが来るとは思わなかったな……









┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

「ゲホッゲホッ……はぁ」



「大丈夫か!?」

「あぁ大丈夫」



「!3人……」



「下は無事か?」

「大丈夫だけど……誰?」

「さぁ……来たのは2人。たったの2分で3人殺ってったよ」



「俺らに喧嘩売ってんすかね!?」

「買うぜその喧嘩!」

「落ち着け」



「2人共黒い服装でどっちも男だったけど……」

「聞いたことないな……」

「どちらにせよ……





俺達に喧嘩吹っ掛けてきたのは変わらないな」

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作者名:すみた先生 | 作成日時:2021年1月10日 23時

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