【HQ】不死鳥のジャック【マフィアパロ】 (ページ20)

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18発目ページ20

パーティー当日。

「俺こういうのやなんだけど……」

『ごちゃごちゃうるさい。終わったら何か買ってやる』

「マジ！？んじゃテレビゲームと……」

『終わったら、だからな。つまり任務完了するまで分かんないってことだ』

「やってやるよおらぁ！」

暁はタキシードに眼鏡。いかにも頭良いって感じの好青年。

私はドレスを着て髪を軽く巻いたお嬢様系。クソほど似合ってないのは承知の上なんで何も言うな。

インカムはドクターに作ってもらった極小型。車にはお馴染みのもの。入口で持ち物検査と金属探知されるからナイフや拳銃は持って行けない。だからそれぞれ睡眠薬と痺れ薬を持つ。いざとなったらこれ使うか首捻ればいい。

そして驚いたのが、招待客以外にも参加することが出来る枠があったことだ。生憎私達は高校なんて所は行ってないから成績は知らん。それでも全国の高校生に比べてピカイチの頭を持ってる自信はある。

全国模試解いてみたけど、簡単すぎて逆に眠気が差した。んでその全国模試の結果で参加。

スマホにもアスターは入ってる。何かあったら教えてくれる。

《トレッドのボス、コードネームTERRE。35歳。フランスでは外交官を務めています》

TERRE……フランス語で、"地球"

「とりあえずこの顔見たら即実行な」

『ああ』

「……お前大丈夫か？」

『何が』

「だってその……お前がやんのって……」

『あぁハニートラップ』

「ばっ……！」

『初心か。

この世界じゃ仕事を選り好みしてる余裕なんてない。やると決めたらやる。それがPhoenixだ』

まあ私の貞操をそんな簡単にくれてやるほど私は甘くないんで、いざとなったら気絶させますわ。

「じゃあ行きましょうか

"柚葉様"」

『えぇ。

"雄二様"』

仕事モードに切り替わります。