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16発目 ページ18
「キターーーッ！！」
『うるさい』
玄関で叫んでいる暁。何事かと思えば、その足元にはケージ
「ようこそ我が家へ〜！！」
『犬……』
「まだちっちゃいけどな、成長したらこんだけデカくなるんだぜ！」
腕を広げて大きさを示した。それがやけに幼く見えた。
こいつ本当に私より年上か？
『……名前は』
「まだ決めてねぇ！」
『バカか』
「うーん………お前が決めてくんない？」
『は？』
なんで私が……
「この家のボスは叶多だし〜」
『いやだからって……』
「しゃっす！！」
『……』
なんで犬の名付けひとつでこんな迫られなきゃいかんのよ……
犬の名前とか何……ポチ？いやポチって感じではないな……名前……
『スニェーク……』
「スネーク？」
『スニェーク。確かロシア語で雪って意味』
なんでこれかは知らん。パッと頭に出てきたやつを言っただけ。まぁ……多分
「こいつ雪みたいに真っ白だもんな……」
『はい決定』
「なんでロシア語？」
『だってシベリアってロシアじゃん』
「そこは適当なのね」
真っ白……汚れが目立ちそうだな……
「スニェーク……スニェーク……じゃあ略してスーニで！よろしくなぁスーニ！」
『スーニ……』
「ワウッ」
「『うおっ……』」
これから騒がしくなりそうです。
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作者名：すみた先生 | 作成日時：2021年1月10日 23時
