煉獄家長女、守ります。【鬼滅の刃】 (ページ8)

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誇りが7つページ8

「任務ー！任務ー！南東デ幼女ガ行方不メー！！」

『南東だな。ありがとう凪』

「合同任務！階級癸隊士ト！」

柱が呼ばれる程だ。相当強いのだろう。それに癸とか。新人との協力もせねばな

『そうだ。凪、杏に伝えてくれないか。

"時間が空いた時にでも千に会いに行くといい。彼も会いたがっていたぞ。それと、なるべく父上のいない時間を狙った方がいい。"いいかな？』

「ワカッター！」

『うん、じゃあ行ってくる』

母上、行ってまいります。

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『……君』

「！柱……ですか」

背が高いなぁ。隊服はみんなと少し違うんだね。独特な髪型だ。それに顔の傷と目。見たことあるなー

『鬼殺隊地柱、煉獄嘉柳。今回はよろしく』

「不死川…玄弥、です」

やっぱりなー私が柱だから言いにくかったのかな……

『大丈夫、君の兄は私の友達だ。悪いようにはしないから安心しなさい』

「！いえ……そういうことではなくて……」

あれ、違ってたのか。

『失敬失敬。さて、話は鬼を倒してからにしようか』

今日は満月が綺麗だなぁ。ずっと見ていたいから

『邪魔しないでおくれ』

木の影に微かに感じる人外の気配。例の鬼だろう

『玄弥、君の呼吸は』

「……ありません」

『……そうか！では今日は見学だ、見ていなさい』

酷だが、呼吸無しで鬼殺隊は難しい。最終選別をどう生き抜いたのかは気になるが、今は目の前の敵に集中！

「ケケケッ！お前も可愛いなァ……幼くはないが綺麗な顔立ちをしてるなァ……決めた！特別にお前も食ってやろう！！」

『……今まで食ってきた女の子達に懺悔の言葉はあるか』

「あ？懺悔？……ダッハハハ！！そんなものある訳ないだろう！」

悲しいなぁ。虚しいなぁ。

.

地の呼吸、壱の型。地割れ

ｻﾞｼｭｯ

「……ぇ？」

『次に生まれてくる時は優しい人間でありますように』

「い、……嫌だ！俺は、俺は十二鬼月に……ぁぁ」

「速い……」

『鬼がいなけりゃ月も綺麗なのになぁ』

亡くなった女の子達……どうか安らかに眠ってね。

『ふぅ……で、

なんで君からは鬼の匂いがするのかなぁ』