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誇りが36つ ページ38
"……嘉柳"
!母上
『母上、私は……ちゃんと出来たでしょうか。貴方が教えてくれたことを、やれたでしょうか。責務を果たすことが出来たでしょうか……』
母上はいつもの吊り上げた眉を下げて
"立派に出来ましたよ。よく頑張りましたね"
にっこり笑って言った。
『あぁ……はは、良かった……これで』
"しかし、今死ぬことは許しません"
『!……何故。私はもう生きられない。内臓が傷つき、肋も折れ、喉が焼けるように痛いのです』
"貴方はそのように弱音を吐くのですか?"
『……いえ』
"あなたの責務はまだ残っています"
『!何が……』
.
"家族を守り、共に生きることです。"
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作者名:すみた先生 | 作成日時:2020年10月25日 19時