誇りが30つ ページ32
ギャアアァァァァァアアア!!!!!!!
まずい、横転する。
『2人は車掌を守れ!私は車両に戻る!』
「っ……!」
「おいギョロ目!こいつ刺されてるぞ!」
『っ……動け!鬼殺隊だろ!男だろ!!』
「キャァアアァ!!」
「な、なんだよこれ!?」
「死ぬぅぅ!!」
乗客に当たらないように技をとにかく沢山出す。少しでも衝撃を和らげる!
キィィィ……ガガガガガカ
『っあぁ……皆さん、無事ですか!』
「どうなってんだ!」
「あ、足がァ……」
「お母さぁん!!」
「怖いよぉぉ!」
「うぅ……痛てぇ……」
背負える者は背負って出る。どうやら皆無事なようだ。いや、怪我はあるが死者はいない。
『っ!……ぁ、がァ……!』
「お、おいあんた大丈夫かい?」
「誰か医者はいねえか!」
頭痛が酷い……腹の傷も塞げない……何も、、
"集中!"
『!……フゥーッ……フー……シィィィァァァ……』
だいぶ楽になった。
『凪……』
「かァーカァー!無事カァー」
『無事無事……
隠を呼べ。医療班も……』
『杏寿郎!』
「む!カヤか!」
良かった、ひとまず無事……
これで、一件落着……
ドォォォォオオオォン
『杏寿郎……』
新たな鬼……気配が桁違いに強い。集落で感じた気配と同じ……!
「ああ」
"上弦の参"
ドンッ
「昇り炎天!」
杏が腕を斬った。ならば私は……
近付いて胴体を……!
地の呼吸 弐ノ型 隆起
ザシュッ!!
っしまった……軌道がずれた。肩を切り落としただけじゃないか
「……いい刀だ」
再生が速い……これが上弦……
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作者名:すみた先生 | 作成日時:2020年10月25日 19時