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誇りが3つ ページ4

「ここは鬼殺隊の本部です。貴方はこれから裁判を受けるのですよ竈門炭治郎くん」





隣に立っていた杏が口を開く

「裁判の必要などないだろう!鬼を庇うなど明らかな隊律違反!我らのみで対処可能!鬼諸共斬首する!!」


「ならば俺が派手に頸を斬ってやろう。誰よりも派手な血飛沫を見せてやるぜ。もう派手派手だァ」


「あぁ……なんというみすぼらしい子供だ、可哀想に。生まれてきたこと自体が可哀想だ」



みんな言いたい放題だな……いいのかなお館様の判断無しで進めちゃって。殺そうとか言ってるし






「そんなことより冨岡はどうするのかね。拘束もしていない様に俺は頭痛がしてくるんだが。胡蝶めの話によると隊律違反は冨岡も同じだろう。

どう処分する、どう責任を取らせる、どんな目にあわせてやろうか」ネチネチ


相変わらずのねちっこさだな。しのぶは炭治郎の言葉を聞きたいらしい




「っ……俺の妹は鬼になりました。でも人を喰ったことはありません!今までも、これからも。人を傷付けることはしません!」



うーん難しいな……鬼が人を喰らわずに長く生きていられるものか?でももし彼の言葉が真実なら、妹は大きな戦力になる。しのぶの研究も進むだろうし……うーん




1人で考え込んでいるうちに、事態は急展開を迎えていたようだ







『実弥、勝手なことはしないでくれるかな』


「鬼がなんだって坊主ゥ。鬼殺隊として人を守る為に戦えるだァ?そんなことはなァ

有り得ねぇんだよ馬鹿が!」ドス



あれま刺しちゃったよ……






『何してんだか……やめよ実弥、剣を抜いて』


「黙ってろ嘉柳ァ。てめぇにゃ関係ねぇことなんだよォ」

『それはどうかなぁ……』




あ、炭治郎が実弥に頭突き食らわした。義勇と私が口を挟んだとはいえ、一撃入れたか




「善良な鬼と悪い鬼の区別もつかないなら、柱なんてやめてしまえ!!」


「テメェ……ぶっ殺してやる!」


『まあまあ2人共落ち着きなよ。ほら』





「お館様のお成りです」









「よく来たね。私の可愛い剣士(こども)達」

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作者名:すみた先生 | 作成日時:2020年10月25日 19時

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