３話 ページ40
店に入って、注文したポテトを持ってテーブルへ持ってきてから、30分。お互いに何も話さないまま時間は過ぎていき、光子はポテトを平らげてしまった。
光子「話す気になった？」
そこでようやく、光子は口を開いた。
すみれ「……………………」
だんまりのすみれに、光子は肩を竦めた。
光子「私じゃ、相談役にはなれないか」
すみれ「そんなこと言ってない」
光子「じゃあ、話してよ」
すみれ「…………きっと、くだらないって思う」
光子「すみれちゃんは、くだらないなーって思ってるの？」
すみれ「…………思う。でも、くだらないって言われたら、ムカつくし傷つく」
光子「じゃあ、絶対言わないから。話して」
微笑む光子を1度見たあと、すみれは目を伏せて、ようやく胸の内を明かすのだった。
すみれ「退部届けを出す3日前、楽器を直しに部屋に行った時、私のことを話してた1年生がいたの。入っていくのが嫌だったから、会話を聞いてたら……………」
＿＿＿＿
1年女子�機悗佑Г佑А�東城先輩のこと、3年の先輩が話してたの聞いちゃったんだけどさぁ、夏のマーチングコンテスト、銀賞になったのって、東城先輩が若干ズレてたせいじゃないって』
すみれ『っ………………』
1年女子�供悗─△修Δ覆痢�』
1年女子�機悗Δ鵝�3年の先輩が愚痴るように話してた』
1年女子�供悗任蘯尊檗�東城先輩ってあたしら1年とさほど変わんないよね、実力』
1年女子�機愿貍訐菁據△發箸發肇肇薀鵐撻奪箸世辰燭韻鼻�結構音外してること多かったらしいし、チューバになったのって、下手だから楽器変えられたって、先輩話してた』
1年女子�供悗修譟∋笋里箸海寮菁擇盡世辰討拭�』
すみれ『………………………』
＿＿＿＿
光子「……………そっ、かぁ〜」
すみれ「………………」
光子「それ言ってた子、多分クラリネットとフルートの1年生でしょ。あの2つの楽器担当してる3年生も2年生も、パート練の時よく、人の愚痴言ってるって聞くもん」
すみれ「どの1年生が言ってたかは知らない。楽器は扉の前において、帰っちゃったし」
光子「うんうん。そっかそっか」
すみれ「裏で先輩からそう言われていたことも、1年から馬鹿にされていたことも、本当に悔しかった。でも、今は、とりあえず吹奏楽から離れたい」
光子「…………うん、分かった。とっても悔しかったね」
すみれ「……………………話、聞いてくれてありがとう」
光子「こちらこそ。話してくれてありがとう」
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nanashi - 返信ありがとうございます、教えただなんてとんでもないです；； 兄弟設定とか私好みで性癖ドストライク過ぎてコメントさせていただきました！！ 応援してます、これからもずっとみてます！！ (2018年3月6日 0時) (
レス) id: ce2818ed41 (このIDを非表示/違反報告)
gu-(プロフ) - nanashiさん» そうなんですか！すみません、中途半端な知識で！そうですね、これではいない設定にさせてもらってます！教えていただき、本当にありがとうございます！ (2018年3月5日 11時) (レス) id: 58aa71fb8f (このIDを非表示/違反報告)
nanashi - 凄く面白かったです！！一気見してしまいました( *´艸｀) ひとつきになったことなんですけど、ブンちゃんって二人弟君いるんですけど、設定的に居ないせっていですか？？ (2018年3月3日 23時) (レス) id: ce2818ed41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：gu- x他1人 | 作成日時：2017年8月3日 19時
