７話 ページ13
その日の帰り道。
あれからなんどか休憩で、グラウンドに隅にある水道に行ったが、切原と話すことはなく、それっきりだった。
帰り道、今日は電車で帰るといい帰り道の途中にある駅まで一緒に帰ることになった同じチューバを担当している２年『
光子「明日から夏休みだねー、部活三昧だけど夏休みっていうだけでなんだか、気分違うねー」
すみれ「そうだね」
どこか心ここに在らずといった表情のすみれに、光子は少し前に出てすみれの前に立って、顔を覗きこんだ。
光子「どうかした？夏休み嫌なの？」
すみれ「そう訳じゃないんだけど………明日からマーチングの練習も始まるから、嫌だなぁって」
光子「そういえば、去年も苦戦してたよね」
すみれ「………うん。楽しくないのよね」
光子「楽しくない、かー。そう思ったら終わりだよ？意地でも楽しくやらなくっちゃ！」
すみれ「それが、できないの」
光子に少し八つ当たり気味に言ったすみれは、ぷいっと光子から目を逸らした。
光子「ま、気合いだよね！そういうのって！」
すみれ「………前から思ってたけど、坂木さんって明るいのに、なんか適当な感じするよね」
光子「あ、それねー、よく言われるんだ。適当って言われても、よくわかんないよー」
「その語尾を伸ばすところが、適当に聞こえる」とすみれは言おうとしたが、もうすぐ駅なのでそれ以上は言わなかった。光子はすみれに手を振ると、改札の向こうへと走っていくのだった。
すみれ(楽しくかー………。無理)
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家に帰り、夕食を食べ終えたすみれとブン太は、２人共にリビングのソファに座って、テレビを眺めていた。
見ているのバラエティ番組で、芸能人が笑いながらトークは進まれていくのだが、２人は何一つ笑わず、ただぼーっと見ているのだった。そんな２人にブン太の母……すみれの義母が声をかけたのだった。
母「ねぇ、２人共、ちょっといいかしら」
ブン太「………んー？」
少し遅れて返事をしたブン太と、すみれは何も言わず義母の方を向いた。その義母が手に持っていたのは、なんと遊園地のチケット。
母「これね、今日商店街のくじ引きで当たったのよ！明日から夏休みなんだから、２人で行ってきたら？」
満面の笑みを見せながら２人に聞く義母だったが、すみれとブン太はお互い、複雑な気持ちだった。
ブン太「あー、悪い部活」
すみれ「………私も」
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nanashi - 返信ありがとうございます、教えただなんてとんでもないです；； 兄弟設定とか私好みで性癖ドストライク過ぎてコメントさせていただきました！！ 応援してます、これからもずっとみてます！！ (2018年3月6日 0時) (
レス) id: ce2818ed41 (このIDを非表示/違反報告)
gu-(プロフ) - nanashiさん» そうなんですか！すみません、中途半端な知識で！そうですね、これではいない設定にさせてもらってます！教えていただき、本当にありがとうございます！ (2018年3月5日 11時) (レス) id: 58aa71fb8f (このIDを非表示/違反報告)
nanashi - 凄く面白かったです！！一気見してしまいました( *´艸｀) ひとつきになったことなんですけど、ブンちゃんって二人弟君いるんですけど、設定的に居ないせっていですか？？ (2018年3月3日 23時) (レス) id: ce2818ed41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：gu- x他1人 | 作成日時：2017年8月3日 19時
