５話 ページ11
先生「えぇー、明日から夏休みだが羽目を外しすぎないように」
お決まりの言葉を口にする先生なんて無視して、クラスの生徒達は口々に明日からの予定を話し始めるのだった。
すみれ(どうせ、部活ばっかだしなー)
窓の外をぼんやりと眺めていたすみれに、前の席の切原が声をかけてきた。
切原「なぁ、夏休みどこ行く！！」
すみれ「え？………どうして遊ぶ前提で言ってくるの？」
突然明るいトーンの声で話しかけてきた切原に、少し不審がる言い方をするすみれに、切原は少し戸惑いながら言うのだった。
切原「なんでだよ！言ったじゃんか！」
すみれ「ちょ、声でかいって………！」
声を張り上げていう切原に対して、すみれは切原を落ち着かせようとしたが、もう遅い。２人は先生にロックオンされていた。
先生「そこ、うるさいぞ！"また"お前達か」
『また』というのは、恐らく反省文を書かされたことを指しているのであろう。そして次に発した先生の言葉に、２人はクラスの笑い者とされたのだった。
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すみれ「ちょっと、そこ塗ったんだから踏まないでよ！分かるでしょ！？」
切原「うおっ、ごめん！」
２人は担任に長期休みの前日にやらされる教室のワックスを押し付けられて、部活にいけず、塗っていたのだった。
すみれ「あーもー、コンクール近いのに！」
切原「でも、楽しくね？」
すみれ「楽しくないわよ！」
そう口喧嘩をしていると、教室を覗くように２人の男子がやってきた。
「いた！お前なにやって…………て、まじでなにやってんだ？」
そこに現れたのは、恐らく切原の部活の先輩。２人の光景を見て目を丸くしていた。１人は肌がとても茶色い人、もう１人は眼鏡をかけた人。
切原「げっ……ジャッカル先輩に柳生先輩！？」
すみれ「……………………」
切原はあからさまに嫌そうな顔をして、教室に塗っていたワックスのモップの手を止めた。
柳生「おや？そちらの方は………もしや、丸井君が自慢していた妹さんでは？」
すみれ「え、自慢………？」
柳生と呼ばれた人が唐突に言った言葉に、驚きを隠せずすみれも手を止めた直後。その場に焦った表情でやってきた人がいた。その人物はすみれもよく知ってる人物で………。
「自慢なんか、してねぇだろい！」
すみれ「…………………」
突然現れたブン太にまたもや驚くすみれに、ブン太は焦った表情ですみれに近づいた。
ブン太「違うからな！勘違いするなよ！」
すみれ「ちょ、そこ踏まな＿＿＿」
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nanashi - 返信ありがとうございます、教えただなんてとんでもないです；； 兄弟設定とか私好みで性癖ドストライク過ぎてコメントさせていただきました！！ 応援してます、これからもずっとみてます！！ (2018年3月6日 0時) (
レス) id: ce2818ed41 (このIDを非表示/違反報告)
gu-(プロフ) - nanashiさん» そうなんですか！すみません、中途半端な知識で！そうですね、これではいない設定にさせてもらってます！教えていただき、本当にありがとうございます！ (2018年3月5日 11時) (レス) id: 58aa71fb8f (このIDを非表示/違反報告)
nanashi - 凄く面白かったです！！一気見してしまいました( *´艸｀) ひとつきになったことなんですけど、ブンちゃんって二人弟君いるんですけど、設定的に居ないせっていですか？？ (2018年3月3日 23時) (レス) id: ce2818ed41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：gu- x他1人 | 作成日時：2017年8月3日 19時
