・ ページ23
HC「なぁ、Aってジェノと仲良いの？」
いつものように4人でお昼を食べているとヘチャンの口からそんな言葉が出てきた
この前のジェノとのやり取りを見ていたのだろうか、ヘチャンから彼の名前が出てくるとは思ってもいなかったので純粋に驚いていた
『うーん、会ったら話す程度かな？そんなに仲良いわけじゃないと思うよ？』
HC「ふーん、そうなんだ」
『逆にヘチャンはジェノくんと知り合いなの？』
HC「うん、ジェノもバスケ部だから」
『あー、そーゆーことねー』
YN「ジェノくんバスケ部とか、絶対モテるよね〜、まぁ、女子にあんま興味ないっぽいけど」
HC「確かにな〜、Aが初めて俺が見たジェノと話してる女子だもん」
YN「まぁ、ジェノくん若干Aに脈アリだもんね〜」
ヘチャンとユナが盛り上がり始めたから黙々と食べ進めるロンジュンに話しかけながら箸を進めていたらユナがとんでもない発言をしていて、思わず吹き出しそうになるのを必死に堪えた
触らぬ神に祟りなしではないがこれは他人事として知らないふりをしておこうと、2人から目を逸らし、また箸を進める
HC「は！？なにそれ！初耳なんだけど！詳しく！」
YN「んー、なんか体育祭後ぐらいからやり取りしてるらしーよ？しかもジェノくんから」
HC「え、だいぶ前じゃん！なんで教えてくんなかったの！？」
『別に大した話じゃないじゃん...』
なぜか誰よりも食いつきがいいヘチャンがずっと騒いでいたのでその相手はユナに任せて私はさっさとお弁当の中身を口に放り込んでいた
そもそもあんなイケメンが私に好意を寄せている可能性なんて1ミリもないし、あってほしくない
他の女の子からの視線に耐えることを想像するだけで胃が痛くなりそうだ
まぁ、ヘチャンに知られたことで特に不利益があるわけでもないので特に何も起こらないことを願って生活していこうと誓った
ヘチャンは騒がしいが友人の恋愛事情をペラペラ話すような人ではないと思うし、
そもそも恋愛に発展していないのだけれど、女子の世界は何が原因で拗れるかわからないので、今すぐその声のボリュームを落としてほしいと願うばかりだった
義理堅いと言ってもそのスピーカーのような声量で話されると、誰にでも聞こえてしまうのだから、
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 522人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Ayu(プロフ) - ドリーさん» ご指摘ありがとうございます！初めてで勝手がわからなかったので助かります！ (1月12日 17時) (
レス) id: eb8118f231 (このIDを非表示/違反報告)
ドリー(プロフ) - すみませんオリジナルフラグが付いてますよ‼️ (1月12日 17時) (レス) id: 64f588d139 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Ayu | 作成日時：2024年1月6日 5時
