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それから彼とはよく話すようになった
彼が座ったあの席は他の誰かのものだと思ってたけどあれは彼のものだったらしい
始業のチャイムがなってもそこから動く気配のない彼を不思議に思いながら話していると、顔に出ていたのだろう
ここ俺の席ね？と彼が言い放ちそんなにわかりやすい顔をしてしまったのかと少し恥ずかしくなった
この前後という席のせいなのかおかげなのか彼がよく後ろを向いて話しかけてくるから自然と仲良くなったのだ
最初に感じた通りに彼は人気者でめちゃくちゃモテる
彼のファンの女の子達にわたしはただ席が近いクラスメイトですよ〜と心の中で弁解しておく
彼がわたしに少しでも気がある素振りをしてきたらわたしの中ではただの友達ではなくなるかも知れないが彼の中でわたしは永遠にというかクラスが変われば関わりのなくなる顔見知り程度という立ち位置だろうからこの言葉が嘘になることはないはずだ
YN「Aってほんとにあのイヘチャンと仲良いのね〜 なんか意外」
そうやってわたしに話すのは親友のユナ
小学生の頃からずっと一緒でクラスが離れても一緒にお昼を食べてくれる
クラスに顔見知りがいなかったのは最悪だけど自由にお弁当を食べれる学校で助かった
ちなみにユナは毎週金曜日だけは彼氏とお昼を食べるみたいで金曜日は1人で教室で食べている
『まぁ、仲良いっていうか絡まれてるというか、？』
YN「あ、そーゆーかんじ？笑 てかそろそろAもクラスに仲良い子作りなよ〜？」
『うーん。一応頑張ってるんだけどね〜 なんか目の敵にされてる感あってさ笑』
YN「あーヘチャンのせいで？」
『うん、多分ね』
YN「モテ男に絡まれると大変だねー」
『そーだねー。ま、ヘチャンくんが悪いわけじゃないからね」
YN「Aは話しやすいからすぐ友達できると思うんだけどな〜」
『部活で友達できたらいいかな〜」
YN「確かに！まあ調理部だっけ？」
『そうそう、女子多いみたいだし仲良く出来ると思って、料理好きだしね』
YN『Aのお菓子おいしーもんね！またなんか作って〜』
『はいはい笑 食べたいもの送っといて』
YN「ありがと〜 大好き！』
『わたしもだよー』
YN「ねぇ、棒読み！」
『ごめんごめん笑』
自分の教室ではこうやって楽に話せないからユナの教室で一緒にご飯を食べるこの時間がというかユナの存在が今のわたしには必要不可欠だと改めて感じた
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Ayu(プロフ) - ドリーさん» ご指摘ありがとうございます！初めてで勝手がわからなかったので助かります！ (1月12日 17時) (
レス) id: eb8118f231 (このIDを非表示/違反報告)
ドリー(プロフ) - すみませんオリジナルフラグが付いてますよ‼️ (1月12日 17時) (レス) id: 64f588d139 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ayu | 作成日時：2024年1月6日 5時
