検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:1,397 hit

第8話 狐寺へ ページ9

綾斗は鳩を見ながら微笑していた。
「元気だよなぁ…呑気な動作しながら石食って生きるなんて。」
え、鳩って石食うんだ。知らなかった。
「ねぇA。山行かない?」
「え?」
「なんか暇つぶしに、さ。」
「でもお前…脚力大丈夫か?」
綾斗はちょっと考えたが、立ち上がって頷いた。
「今はあの鳩のように自由に生きられる…僕ももっといろいろなことを知らないといけないからな…Aも、僕に世話焼いて大変だったでしょう…ごめんね。」
「いや、これからは多分俺のほうが世話かけることになる」
綾斗意外とよく語るじゃねえか…言語力はまあまあしっかりしてるんだな…変なの。
「一回、森林の良い空気を吸ってみたいんだ。もしかしたら、もう一人仲間が増えるかもしれないし。」
仲間…?仲間。そうだ。仲間だ。
「ほんまやないけ!」
俺はなんか反射的に関西弁になった。
「なんかね、前聞いたことがあるんだ…あの山の中には狐寺っていう寺があって、妖狐が住んでるらしいよ。」
妖狐?妖狐を仲間に入れるのはちょっと無理かもしんねえけど…
本当に、暇つぶしにはいいかもしれない。
「行く?」
「おぅ!」
俺らは広場を出て、とりあえず山の方向に歩いて行った。
あてもない旅は、公園から病院に、広場へ、そして山に出向くことなった。

まぁ、楽しくなりそうなので、Aは幸せだった。

続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←第7話 旅の仲間



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (10 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
設定タグ:己の旅路 , オリジナル , 小説   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

はなフリ - 瑠梛さん» マジですか?知りませんでした!今度の編集で変えておきます!感謝します!ありがとうございます! (2018年8月22日 20時) (レス) id: bf0f5d46e4 (このIDを非表示/違反報告)
瑠梛 - すごいなんか……ストーリーも面白いですし、情景がありありと浮かぶのも凄いです。上から目線で申し訳ないですが、小説の決まりのようなもので、「…」は偶数個書く、という決まりがあります。それを加えたら、もっと素晴らしくなると思います。応援してます! (2018年8月22日 19時) (レス) id: 06f848d20e (このIDを非表示/違反報告)
あこりん - 検定楽しみにしてたら小説が来た…なんと!下の人と同様、楽しみです! (2018年8月22日 16時) (レス) id: 566e778bad (このIDを非表示/違反報告)
篦魏饠 - 待ってなんかめっちゃ続き気になるんやけど…応援してます! (2018年8月22日 16時) (レス) id: e10556a88c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:はなフリ | 作成日時:2018年8月22日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。