7話 ページ7
どんだけお人好しだよ･･
呟いてスマホ画面をタッチして
LINEを開く。
【遅くなってすみません
何処に居ますか？
何か特徴教えて下さい】
【改札横の柵ってわかりますか？
そこに居ます。服装は薄い
ピンクのワンピースに
白いバッグを持っています】
ほらね。
やっぱあの人だった。
流石にムッとしているのか
遅れた事には触れない返信。
それがフツーだよね。
「岡崎さん！」
急いで駆けつけたかのように
息を切らした演技で現れた俺と
真顔で目を合わせたすぐ後に
彼女は眉を下げて笑みを見せた。
「⋯よかったぁ」
「ぇ⋯⋯」
「何かあったのかなって
心配になったから⋯⋯
何もなくてよかったです」
「⋯⋯⋯」
柔らかな安堵の笑顔は
俺の演技を真に受けている。
ありえねぇだろ⋯
あぁ、そっか。
いい顔してるだけね。
この時の俺はまだそんな風にしか
思えなかった。
胸を脈打つ音が痛く響く
戻らない日々が
映画の回想シーンのように
鮮やかに脳裏で回りだす
けれど
運命の歯車にリバースはない
告げるはずだった言葉を
あなたへの想いを
溢れる涙が塞いでいく⋯⋯
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有颯。 - Renoさん» いえいえー！切ない恋小説で読むのは好きです！実際の恋で切ないのはアレですけど…、笑。そういえばRenoさんは誰担ですか？ (2018年5月31日 16時) (
レス) id: 9a32e8bfe2 (このIDを非表示/違反報告)
Reno(プロフ) - 有颯さんありがとうございます(^^)せつない物語好きなんですね！お仲間嬉しい。読んで頂いて更に嬉しいですし…遅筆ですがこれからも遊びに来てください！ (2018年5月28日 22時) (レス) id: 98cec57b4e (このIDを非表示/違反報告)
有颯。 - 楽しく読ませていただいています！私も切ない恋物語大好きなんですよ〜！！更新頑張ってくださいね！応援してます！ (2018年5月28日 5時) (レス) id: 9a32e8bfe2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Reno | 作成日時：2018年4月14日 4時
