From longing to love ２ ーKEIー

成人式 5 ページ35

・



≪キャー！！慧くん可愛い〜≫






注目の的になった慧くんはずっと私に抱きついて離れない



　しかも女子たちが慧くんの事めっちゃ見て来るし







　私も恥ずかしいんだけど…









慧くんは、慣れないお酒を飲み過ぎて酔っ払ってしまったらしい





　顔を赤くさせ、熱っぽい潤った瞳に見つめられる









『A、好きだよ…』







その後、ぐったり倒れ込んできた慧くん




酔ってる慧くん、色っぽくて可愛い






けど


この状況もう耐えられない、、、、









私は寝てしまった慧くんの腰に手を回し、手を肩に回して



　慧くんを支えながらお店をあとにした








・








ちょっときつくなって、公園のベンチに降ろす








『んっ…頭いてぇー』





「私がここまで連れて来たんだからね」





『んー、んふふ、、、もう大人だね』






急に真面目な話








『ねぇ、A… 恋人やめよ… 』







低いトーンで話された言葉に雷が落ちる




　酔っ払ってるんだよね…？







・





・






『いろいろ考えたんだ。Aと恋人やめて夫婦になりたいって』






　傷ついた心が緩和されてく








「ねぇ、酔っ払ってるんでしょ？」





『ううん、本当だよ。いつか分かんないけど結婚しようか』









私は涙でグチャグチャになりながら慧くんの背中に腕を回した








「ありがと、私も慧くんとずっと一緒にいれたらいいな…」









　20歳と認められた夜






私達は永遠の愛を誓い合った

作者から→←成人式 4

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す