まさかのライバル4 ページ26
涼介side
でも今日は告白するって決めて来たんだ
ここで引くわけないだろ…
どんどん例の二人に近づいて行く
涼[おい、Aっ]
Aはなぜここに俺がいるのかという驚きと
予定をすっぽかしてあの男と一緒にいるところを見られた動揺を目から感じた
涼[俺の約束より大事な事ってこの人とのデートなの?]
「いやぁ… その…」
はぐらかしやがって…
この男誰なんだよ…
一人だけそっぽ向いて顔がイマイチ分からない
涼[この人とはどういう関係なの?]
…
…
「彼氏。 彼氏との予定の方が優先するべきでしょ!!」
えっ…
俺の心にズッシリ鎖がかかったみたい
苦しい…
涼[Aってこんな男がタイプだっけ、少女漫画に出て来る風の人がタイプじゃなかったけ]
悔しいけど、俺もすぐに引き下がるわけには
俺のプライドってもんが
涼[俺、Aの事ずっと好きだったんだよ
こんなダサ男やめて俺にしろよ…]
俺がそう言った瞬間照れるのではなく、怒りに満ちた表情になったA
「慧くんはダサくないもん!」
はぁ!?
「彼は伊野尾慧くん。高校2年生の時から付き合ってます!
気づかなかった涼介が悪いんだよっ」
い、い、伊野尾!?!?
彼の腕を引っ張り、あわや強引に顔を覗きこんだ
涼[本当だ… 嘘…何で…]
『どうも、Aの彼氏の伊野尾慧です、すみませんなんか』
「なんで慧くんが謝るの、涼介謝ってよ」
あの学校内で一番地味だと嫌われていた奴がなんで一番人気で明るかったAと…
ずーっと隣で見てきたのに、いつの間に…
「私は慧くん以外愛せないから、涼介ごめん」
涼[うん…マジか… えー]
まだ信じられないんだけど…
彼氏が伊野尾とか
「じゃあ慧くん行こうか」
『山田くん、ごめんね…』
二人は当たり前のように手を繋いで颯爽と去って行った
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なっつん(プロフ) - おっと、山田くんの存在を忘れておりました(・・;)こちら昔書いた作品の修正版なので、どこかで山田VS伊野尾のお話入れますね。もう少しお待ちくださいm(__)m (2017年3月26日 13時) (レス) id: bba7de7533 (このIDを非表示/違反報告)
いのたん - この小説、度々伊野ちゃんがキュンキュンさせてくれて本当に良いですね〜。気になる事があったのですが山田くんは、、、何処に、、、。山田くんVS伊野ちゃんのシーンも見てみたいですよね〜!!! (2017年3月26日 10時) (レス) id: 60fa9be6a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なっつん | 作成日時:2016年2月10日 18時