プロセカ短編集｢神代類｣たまに天馬司

お菓子とキスと君と｢天馬司｣ ページ19

甘いものは一緒に

クラスの子たちが今日はポッキーの日だと言っているのを聞いた

これは司とやらなくては！と思い購買に行ったら沢山売っていた

お昼に司を誘ってやってみようかな
やったことないからどんなのかあんまりピンと来てないんだよなぁ

〜ランチ中〜

佳奈「あ、ねえねえ司」

司「どうしたんだ？」

佳奈「今日、ポッキーの日なんだって！」

司「ポッキーの、日？なんなんだ？それは」

妹さんがいるから知ってるものだと思ってたけど、意外と知らないんだなぁ

佳奈「恋人同士でやるゲームらしくてね、1本のポッキーを2人で加えて、先に折った方の負けなの」

司「ふむ…」

佳奈「私たちも、やってみない？」

こんなの、キスしたいですって言ってるものじゃない？！全然そんな気なかったけどなんか恥ずかしくなってきた
はしたない女だって思われないかな…

司「いいぞ！名前はやった事あるのか？」

佳奈「私？ないよ〜」

司「そうか
よかった((ﾎﾞｿ

佳奈「ん？何か言った？」

司「いや！ではやってみようではないか！お前はチョコの方を咥えてくれ
へは、いくひょ(では、いくぞ)」

佳奈「ふぁ〜い」

司、なんか慣れてるなぁ
当たり前か
いつもは変人ワンツーなんて言われてるけど、黙ってればかっこいいもんなぁ

そんなことを考えているうちにあと数センチで唇が触れそうになった時……

ﾊﾟｷｯ

佳奈「え………」

なんで、
私じゃない 司から折った

司は、私とキスしたくなかったって、事？

私は頭が真っ白になった

司「な、なぜ泣いているんだ？！何か嫌だったか？」

佳奈「だ、だって…なんで、折ったの？
私と、キスしたくなかったってことでしょ……？」

司「あぁ、それはな」

ﾁｭｯ

佳奈「あ、つか、さ？」

司「確かにゲームでキスするのも今まで無かったからいいかと思ったんだが、やはりするならちゃんとキスしたいと思ってな」

佳奈「〜〜つかさぁぁぁ……」

司「うぉ？！なぜさらに泣いているんだ！！」

佳奈「大好きだよぉぉ」

そんな優しいあなただから好きになったなんて言ったら、調子に乗りそうだから今はまだ言わないでいようかな

たまには悪役をやるのもいいだろう！｢天馬司ver.｣→←あなたと食べるお菓子はとても甘くて｢神代類｣

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