5人目 3【avntis】

うちの子風邪ひいたらしい ページ14

○2ndチャンネル

エイジside


ツ「...あーーーさみしい」

エ「それ言うの何回目？」

ツ「もーむり、俺も風邪ひこっと。それでAと同じ部屋で休んでよっと。」

そ「お前の看病はしないよ」

リ「そろそろ様子見に行ってみる？お腹も空いてるだろうし」

ツ「いく！！」


一番大きな声を張り上げたのはみっくん。俺だって言葉には出さないだけで心配してるから、めっちゃ。過保護だなー相変わらず。


そ「Aー？入るよ？」

「..ごほっ、、っ、いいよ入って」


辛そうに咳をする彼女は、いつもよりもおとなしくて目が潤んでて、ほっぺが赤くて。辛い彼女のことをこんな風に言うのひどいかもしれないけど、可愛い。


「あれ、カメラ回してる？」

リ「うん、でもいいよ、無理しなくて」

「いや全然大丈夫。みんなが思ってるより元気だよ」

エ「うそつけ、まだ咳出てんじゃん」

「嘘じゃありませんー」

そ「みっくんがAいないと寂しいってうるさいから早く治して？」

ツ「Aがいないと、なんか違う」

「いないって、部屋が違うだけじゃん(笑)」

ツ「それでも無理なの！Aの料理も早く食べたい」

「そんな嬉しいこと言ってくれるなら早く治さないとね」


そう言ってAが笑う。すると聞こえてきたのはインターホンの音。りっくんは、部屋を後にし、玄関に向う。
なにやら撮影で使うおっきな荷物が届いたらしく、りっくんに呼ばれてみっくんとそらも玄関へ。


エ「なんかほしいもんある？食べたいもんとか」

「何もいらないからここいて？」


あー反則。
そんな目うるうるにさせて袖なんか引っ張るなんてずるい。
りっくんがカメラを持ってるので、もちろんここは映ってない。Aファンになに言われるかわかんねー、こんなとこ見られたら。

.→←.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す