７人目【東海オンエア】 (ページ11)

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Happy Birthday 【Toshimitsu】ページ11

「としくんおめでとう！！」

と「...え、え？ちょ、まって」

珍しく遅刻してきたA。箱にも袋にも入れられず、Aの手のひらにおさまっているケーキに目がいく。なんで丸出しでケーキを持ってきたんだ、、？

り「え、やば(笑)サブチャン回しといてよかった」

「ごめん！ケーキ用の箱買ってる時間もったいなくてお皿のまんま持ってきた！」

相変わらず理由が彼女らしい。ニコニコと幸せそうに笑う彼女につられてしまう。

とりあえず中に入り、ケーキを眺める。
これはきっとAの手作り。

「遅れてごめんね。早起きしたんだけど意外と時間かかっちゃった。」

と「俺の誕生日忘れたのかと思ってたわ、」

「え～忘れる訳ないじゃん」

と「バカ安心した」

虫「イチャイチャしてないで早くケーキ食べよ」

と「うるせえ！誕生日くらいイチャイチャさせろ！」

て「ろうそくあるよ、持ってくる？」

「持ってきて！」

ゆ「皿のまんま持ってくるとかAらしいなあ」

し「さすが俺の血を受け継いでるよなぁ、、」

「受け継いだ覚えないけど」

り「皿持ったまんま歩いてきたの？」

「そう！てか走った！全力疾走！」

通りで顔が赤いと思った。
俺のために急いでくれたんだ、とかなんとか思うと思わずにやけそう。あぶねー。

「改めて！おめでとうとしくん！」

と「ありがとう」

「機嫌悪い時とか、必要以上に絡んでくる時とか、とにかくうざい時もいっぱいあるけど、」

と「おい」

「ふふ、うそうそ。ちゃんとダメなことはダメって言える所とか、歌上手いところとか、好きな所の方が多いよ。」

て「めっちゃ良いこと言うやん、妬きそう」

り「自分の誕生日まで待ちな？」

「何が言いたいか分かんなくなってきたけどとにかく大好き！おめでとう！イエーーーイ！」

どこに隠し持っていたのか、パーンと音を立ててクラッカーを鳴らす。
びっくりした？と顔を覗き込むAは相変わらず可愛い。

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○Happy Birthday Toshimitsu!!